2009年5月 サイクロン「アイラ(AILA)」によるバングラデシュ、インドの浸水域推定

大型サイクロン「アイラ(AILA)」がバングラデシュ南西部及びインド・西ベンガル州を通過し、両国に被害をもたらしました。現地報道によれば、現時点ではバングラデシュでは約10万人が避難し、死者は120人、高潮による家屋災害が数千にのぼると言われています。また、500人近くの人々が行方不明とも言われ、今後犠牲者の数が増える恐れがあります。インドでも死者30人のほか、約10万人が家を失ったと言われています(日本赤十字社HP)。

TerraSAR-X(合成開口レーダ)による撮影

パスコでは6月2日午前12時(協定世界時)に合成開口レーダ(SAR)衛星「TerraSAR-X」により被災地の緊急撮影を行いました。
撮影時の気象衛星では撮影範囲の一部に雲がみられますが、無事撮影に成功しました。
撮影データをもとに、水面でのマイクロ波の後方散乱強度が弱いという特性を用い、単画像のみで浸水域の抽出を試みました。


位置地図イメージ

撮影実施

撮影日時 2009年6月2日 12時(UTC)
撮影モード ScanSAR モード
入射角 25.0度
撮影軌道 アセンディング(上昇軌道)
偏波 単偏波(HH)

TSX撮影画像イメージ
TSX撮影画像イメージ

青色で表示されている部分が浸水予想範囲
※南部はマングローブ林につき、解析から除外

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情報掲載履歴

第1回掲載日 2009年6月8日(月)

災害発生に伴い被災状況の把握および関係各団体への情報提供の観点から、直ちに株式会社パスコは天候の影響を受けないSAR衛星画像による水域の推定を実施しました。


被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。


<TerraSAR-X : InfoterraGmbH, Distribution [PASCO]>
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