2010年4月 中国・青海省地震における被災度推定

2010年4月14日7時49分(現地時間、UTC:13日23時49分)、中国・青海省玉樹チベット族自治州において、マグニチュード(M)6.9の地震が発生しました。新華社によると、21日時点の死者・行方不明者は合わせて2,276人とされ、深刻な被害が発生しています。

TerraSAR-X(合成開口レーダ)による撮影

パスコは合成開口レーダ衛星TerraSAR-X(テラサーエックス)によって撮影された画像をもとに、甚大な被害の生じた同自治州玉樹県周辺を対象として建物倒壊等の被災箇所推定を実施しました。
本地図は2009年2月23日に撮影された画像と地震後の2010年4月17日に撮影された画像から、建物等の変化に起因する後方散乱強度の違いに着目し、被災度評価を試みたものです。
この分析結果から谷間の集落の全域にわたって建物等の被害が及んでいることが推測されます。


撮影実施

撮影日時 2009年2月23日 23:36(UTC)
2010年4月17日 23:36(UTC)
撮影モード StripMapモード
入射角 35.2度
撮影軌道 ディセンディング(下降軌道)
偏波 単偏波(VV)
位置図イメージ

SAR画像判読結果
2009年2月と地震後の2010年4月に撮影された画像の後方散乱強度を比較し、変化した箇所を赤く表示しています。
これらの変化箇所は地震による建物の被害状況や道路等に散乱した瓦礫などである可能性があります。
SAR画像判読結果
画像解析から得られた結果を用いて、100mのメッシュで被災程度を表示しています。
黄から赤に近づくほど100m四方の建物被災率が高いことを示しています。

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情報掲載履歴

第一回掲載 2010年4月23日(金)

災害発生に伴い被災状況の把握および関係各団体への情報提供の観点から、直ちに株式会社パスコは天候の影響を受けないSAR衛星画像による被災箇所の推定を実施しました。


被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。


< TerraSAR-X : InfoterraGmbH, Distribution [PASCO] >
< PASCO SATELLITE ORTHO : ©PASCO/included©JAXA >
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