2010年3月、4月 アイスランド火山噴火モニタリング

世界最北の島国、アイスランドのエイヤフィヤトラ氷河の火山が、2010年4月14、17日に大規模な噴火を起こしました。アイスランドは大西洋中央海嶺の真上にある火山島で130の火山を持ち、約5年周期で噴火を起こしています。
この噴火によって周辺住民の約800人が避難し(産経新聞報道による)、降灰が欧州全土に拡がって複数の空港が閉鎖される事態となりました。

TerraSAR-X(合成開口レーダ)による撮影

パスコは、噴火に伴う火口や雪氷の変化を合成開口レーダ衛星TerraSAR-X(テラサーエックス)を用いて分析しました。地表面から得られるマイクロ波を基にした画像から、火山噴火前後の変化箇所を抽出しています。
本地図は2010年3月20日、31日に撮影された画像と、噴火後の4月22日に撮影された画像から火口の変化、噴火に伴う氷河湖の決壊などに着目し、火山噴火で生じる変化を把握する目的で作成されました。


撮影実施

撮影日時 2010年3月20日 7:48(UTC)
2010年3月31日 7:48(UTC)
2010年4月22日 7:48(UTC )
撮影モード StripMapモード
入射角 37度
撮影軌道 ディセンディング(下降軌道)
偏波 単偏波(HH)
地上分解能 アジマス3m、レンジ3m
位置図イメージ
SAR画像全体像

火山亀裂の出現確認

同一エリアを同一撮影条件で撮影した画像を比較します。小規模な噴火が発生した2010年3月20日と3月31日の画像と、大規模噴火後の4月22日に撮影された画像から噴火後の火口の発現がわかります。

SAR画像判読結果
3月20日、31日の画像
SAR画像判読結果
4月22日の画像。火口が出現している。

氷河湖の決壊の確認

噴火の影響で氷河湖が決壊したと考えられます。噴火前の氷河湖と決壊後の衛星画像、そして現地の様子です。

SAR画像判読結果
3月20日、31日の画像
SAR画像判読結果
2010年4月22日の画像。決壊後の現地の様子。

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情報掲載履歴

第一回掲載 2010年6月3日(木)

災害発生に伴い被災状況の把握および関係各団体への情報提供の観点から、直ちに株式会社パスコは天候の影響を受けないSAR衛星画像による被害箇所の推定を実施しました。


被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。


< TerraSAR-X : InfoterraGmbH, Distribution [PASCO] >
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フリーダイヤル 0120-494-800

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