2010年10月、11月 ムラピ火山噴火モニタリング

2010年10月26日、インドネシア国ジャワ島のムラピ(メラピ)山が、5年ぶりに噴火活動を開始しました。
Merapi型とよばれる特徴的な火砕流が、爆発的噴火と共に頻発し、膨大な量の火山噴出物の影響で、今後長期的に土石流等の被害が生じることが懸念されます。

TerraSAR-X(合成開口レーダ)による撮影

パスコは、高分解能合成開口レーダ(SAR)衛星TerraSAR-X(テラサーエックス)を用いて、一連の噴火活動による変化の抽出を試みました。TerraSAR-X(テラサーエックス)は、火山活動時においても安全かつ噴煙等による影響を受けることなく撮影が可能です。

位置図イメージ

撮影実施

撮影時刻 2010年10月26日 22:21(UTC)
2010年11月 6日 22:21(UTC)
入射角 37度
撮影モード Stripmapモード
撮影軌道 ディセンディング(下降軌道)
偏波 単偏波(HH)
分解能 約3m

SAR画像判読結果
2010年10月26日と11月6日に撮影したTerraSAR-X画像を重ね合わせたものです。
TerraSAR-Xの画像の特性*を生かし、地表面の凹凸が変化した箇所を抽出しています。
濃い赤または青で表示されている部分が、火山活動等で変化した箇所と考えられます。

*TerraSAR-Xの特性:地表の凹凸の状態(粗度)によりマイクロ波は反射強度が異なる。

SAR画像判読結果
左の画像を地形の高さ情報(SRTM:スペースシャトルのミッションで取得された標高グリッドデータ)を用いて3次元鳥瞰表現したものです。
BNPB(インドネシア国際減災センター)が撮影した空中写真と同じアングルで比較した結果、TerraSAR-Xで抽出した変化点が、空中写真と同様に火砕流の流下範囲を示していることを確認しました。

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情報掲載履歴

第1回掲載日:2010年12月28日(火)

災害発生に伴い被災状況の把握および関係各団体への情報提供の観点から、直ちに株式会社パスコは天候の影響を受けないSAR衛星画像による被害箇所の推定を実施しました。


被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。


<TerraSAR-X : InfoterraGmbH, Distribution [PASCO]>
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