2015年9月 阿蘇山火山活動モニタリング

2015年9月14日(月)午前9時43分に阿蘇山(中岳第一火口)において、大きな噴火が観測されました。噴煙は火口縁上2,000mまで上がり、大きな噴石も確認されています。気象庁では同日10時10分に噴火警戒レベルを「3:入山規制」に引き上げました。

2015年9月19日撮影の衛星画像(光学衛星「SPOT 6」)

パスコは、広範囲におよぶ被災地の概況把握を目的に、中分解能衛星SPOT 6による撮影を実施いたしました。
SPOT 6は観測幅が60km以上と広く地上分解能は1.5mです。

撮影諸元

撮影日時 2015年9月19日10:52 (JST)
分解能 1.5m
プロダクト 4バンドパンシャープン オルソ画像

SPOT 6衛星の詳細はこちら

阿蘇山 中岳火口周辺
拡大画像(中岳火口周辺)
2015年9月 阿蘇山モニタリング

拡大画像について

明るい灰色に変色した範囲は北北西から南東にかけて分布し、特に灰色が明瞭な南東側で火山噴出物の堆積が多いものと推測される。また火口の南東では火山噴出物が谷に沿って流下したような痕跡が確認される。
一方、火口南側の濃い灰色の範囲は噴火前から大きく変化していないことから、火山噴出物の堆積は多くないと推測される。

災害前後の衛星画像比較

マウス操作で噴火前後の比較が行えます。

噴火前の画像:SPOT6/ 2015年7月31日10:35 (JST)

火口モニタリング(2015年9月19日撮影) 火口モニタリング(2015年7月31日撮影)

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情報掲載履歴

第一回掲載日 2015年9月25日(金)

噴火に伴い、お客様や周辺地域の被災状況の把握、および関係各団体への情報提供の観点から、天候を待って直ちに株式会社パスコは地球観測衛星による撮影を実施いたしました。


被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。

<SPOT 6 : ©AIRBUS DS 2015>
※ ここに掲載している写真その他の無断、転用・複写を禁じます。


【 著作権について 】

災害緊急撮影ページ(以下、当ページ)に記載されている文書の著作権は、弊社に帰属します。
また当ページで使用しているSPOT衛星画像の著作権は、AirbusDS社および弊社に帰属します。
当ページに記載されている情報(文書及び画像)を転用・複写する場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

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【 お問合せ先 】

株式会社パスコ 広報部
e-mail:biz-info@pasco.co.jp
TEL:03-6412-2800

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