3D(3次元)都市データ

航空計測で得られた3次元座標値を元に3D(3次元)モデルを生成。3次元の立体都市データ「3次元空間写真データ(3D-TINモデル)」として販売しています。航空写真から生成される緻密な立体形状は、コンピュータ画面上で建物の壁面や起伏のある傾斜面を自由な視野角で再現できます。

リアルな都市の3次元データ(3D-TINモデル)

ご提供する3D都市モデル(3次元都市データ)は、平面図(2次元)からは読み取れない、体積や斜距離を、レベル500(※1)からレベル1,000(※2)という高精度な3次元測量座標値として計測できます。また都市開発においては、検討段階の3次元CAD/CG等の設計データを取り込み、周辺の地形と重ね合わせて表示できるため、景観検討や環境アセスメント、CIM(Construction Information Modeling)など幅広い分野において活用できます。

  1. レベル500:水平位置と標高の標準偏差が0.25m以内
  2. レベル1000:水平位置の標準偏差が0.70m以内、標高の標準偏差が0.33m以内
3D都市モデル(3次元都市データ)

3D都市モデル(3D-TINモデル)の活用例

可視領域の解析

任意の視点(場所)からの見通しの良さや死角となる領域を3次元で区分けできます。複雑に入り組んだ都市空間での眺望を再現し、施設や道路の安全性や快適性向上の検討に役立ちます。

可視領域の解析

VR(バーチャルリアリティ)による景観検討

3次元空間を自由に動き回るVR(バーチャルリアリティ)に活用できます。広範囲な3D-TINモデルを背景とすることで、CGが得意とする近景の狭域モデルとあわせた、景観検討を行えます。

VR(バーチャルリアリティ)による景観検討

斜面地の正確な表現や土量の算定

3D-TINモデルを活用することで、斜面を含む敷地における開発可能な面積を計画段階で正確に調べることができます。また、切土盛土による改変を伴う場合の想定土量の算定も可能です。

斜面地の正確な表現や土量の算定

その他

大規模都市開発での環境アセスメント(日照シミュレーションなど)における活用のほか、プロモーション用ツール制作や各種映像制作の素材としての活用も期待できます。

3D都市モデル(3D-TINモデル)の整備範囲

東京都心地区(山手線内および東京都湾岸エリアを中心に半径10km圏を含む)のほか、その他の地方都市についても一部データを作成(※3)しています(詳しくは、お問い合わせください)。
また、データの販売だけではなく、お客様が希望するエリアを受託により撮影し整備する(※4)ことも可能です。

  1. アーカイブデータはお客様のニーズを元に順次整備してまいります。
  2. パスコは、オブリークカメラ(RCD30 Oblique)の精度検証試験を実施済みです。そのため、地方公共団体から国土地理院に「作業規程の準則17条」の申請をすることで、公共測量として撮影を実施することができます(直下視画像による図化のみ)

販売価格

3次元空間写真データ(3D-TINモデル)

0.5平方キロあたり50,000円から販売致します。

  • 提供するデータフォーマットはOSG形式です
  • OSGフォーマットは表示縮尺に合わせた詳細表示が可能なピラミッド構造を保有するオープンデータ形式です。そのため、広域を表示した場合、詳細な情報を省くことで、高速な表示が可能になります
  • その他、OBJ形式、COLLADA形式などのフォーマットにも変換可能です
  • 詳しくは、お問い合わせください

航空写真画像(オブリーク撮影オリジナルデータ)

1平方キロあたり15,000円(税込)からご提供します。

  • 航空写真は、直下視1枚と斜方視4枚の画像を1セットにてご提供します

受託によるデータ作成

任意の箇所についての詳細なCAD/CGモデルの作成や航空写真画像による図化等をお客様のご要望に応じて実施できます。

  • 詳しくは、お問い合わせください

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