統合型GIS導入・運用支援

統合型GISとは、「地形図、航空写真などの各種空間情報を多用な利用者が共有し、さまざまな行政業務で有効活用することで重複投資の削減・業務の効率化を図る」概念を指します。
パスコは、自治体が保有する各種空間情報を行政の情報資産と捉え、統合型GISによって、多種多様な分野で活用することで、行政事務の効率化、重複投資の削減、住民サービスの向上に寄与すると考えています。

空間情報は行政の大切な情報資産

パスコは、日常業務の中で整備・保有されている行政内部の空間情報を“情報資産”と捉えています。情報資産である空間情報を、既に活用が定着している業務において整備・更新するだけでなく、未利用の分野においても活用していくことで資産価値が高まると考えています。そして、行政内部で統合型GISを通して空間情報利用が活発になることで、地図を利用した住民への情報公開の機運が高まり、資産の活用が進みます。さらに、情報公開した空間データの一部を、機械判読・二次利用が可能な形でオープンデータにすることで、市場においても必要不可欠な情報資産に生まれ変わります。このように、①行政内部での活性化、②住民への情報公開、③市場へのオープンデータ提供というサイクルを創造することで、空間情報の資産価値はますます高まります。

空間情報は行政の大切な情報資産

「最小コストで最大効果」を実現!

空間情報の価値を高めるためには、行政職員・住民などの多種多様な利用者が、それぞれの立場・スキルで納得して利用し続ける環境を構築することが重要となります。そして、より多くの利用者が空間情報を利用することにより、空間情報の価値は高まると考えます。
利用者には、専門性の高いGIS(地理情報システム)を求める人もいれば、ただ地図が見られれば良いという人もいます。そこで、パスコでは、利用者の用途に応じた製品・サービスの活用を提案しています。
空間情報の利用者を大きく4タイプに類型化することにより、それぞれの立場、スキルで納得してGIS(地理情報システム)を利用する環境を構築します。また、この類型化による特性から、クラウド型GIS(地理情報システム)を中心に、専門性の高いGIS(地理情報システム)を組み合わせることにより、最小コストで多種多様な利用者ニーズに応えるシステム環境を実現し、統合型GIS(地理情報システム)として最大の効果を生み出します。

「最小コストで最大効果」を実現!

最適なネットワーク環境による運用で庁内GIS環境の全体最適化を実現!

「パスコGIS自治体クラウドサービス」は、パスコが運営するデータセンターを中心に、地方公共団体専用の安全性の高い回線である「総合行政ネットワーク(LGWAN)」とインターネット回線を活用して、地方公共団体のGIS(地理情報システム)環境を最適化します。
行政内部で利用される空間データには、個人情報・機密情報など秘匿すべき情報が多く含まれます。そのため、安全性の高いLGWANを通じて、パスコLGWANデータセンターで行政内空間データを保管します。
そして、LGWAN-ASPによる職員利用GIS(地理情報システム)「PasCAL for LGWAN」は、Webブラウザのみで利用でき、多くの職員が各種空間データを共有・活用することができます。広く庁内で利用する庁内共通利用GISに加え、バリエーション豊かな個別業務支援GIS(地理情報システム)のサービスラインナップから必要なサービスを組み合わせることにより、最適なGIS(地理情報システム)を必要最低限のアカウント数から利用することができます。なお、すでに導入されている既存のGIS(地理情報システム)とデータの連携を取ることも可能です。また、庁内で保有している空間データのうち、住民へ提供すべき空間データを住民公開GIS(地理情報システム)で公開することにより、住民サービスの向上を実現します。
なお、LGWANデータセンターとインターネットデータセンターは完全分離しており、セキュリティを確保した運用を実現しています。
このように、パスコのGIS自治体クラウドサービスは、2つの異なるネットワークを適切に活用し、より安全に・よりスムーズに・より多くの利用者が空間データを利用できる環境を生み出し、GIS(地理情報システム)の全体最適化を実現することができる唯一のサービスです。

最適なネットワーク環境による運用で庁内GIS環境の全体最適化を実現!

クラウドが空間情報処理のプロをパートナーにする

パスコは、クラウドを活用することで地方公共団体と直接ネットワークでつながる“空間情報処理のパートナー”となります。行政内部の空間情報を安全に保管するだけでなく、要望に応じてデータの更新、空間情報の高度処理分析など空間情報事業者としての空間情報サービスを提供します。アウトソーシングにより、行政職員の業務負担を軽減し、さらには災害などの緊急時にも必要なデータや図面を迅速に提供することができます。パスコの空間情報スペシャリストの技術力で、職員の負担を増やすことなく空間情報を統合型GIS(地理情報システム)上で高度に利活用することにより、情報資産のさらなる価値向上を実現します。

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