エリアマーケティングツールの使用例

はじめに

今回はエリアマーケティングツールを使ってどの様なエリアマーケティング分析を行えるのか、いくつか例を上げてご紹介します。

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エリアマーケティング分析例 「出店計画」

エリアマーケティングツールによる代表的な分析例として「出店計画」についてご紹介します。

新たに店舗を出店させたいと考えた時に、事前に出店後の売上げ予測を立てる事ができれば、出店のリスクをおさえられますし、出店後の商品計画や要員計画なども立てやすいですよね。
出店計画時によく使われる機能の一つが「ハフモデル分析」機能です。「ハフモデル分析」とは何か?一言で言うと「競合する店舗について、各店毎の集客能力を比較分析する為の機能」と言えます。
ハフモデル分析は、店舗の魅力度(例:売場面積)が高く、かつ店舗から潜在顧客の居住地が近いほどお客様として吸引できる率が高い、という考え方を基本として分析する機能です。

「ハフモデル分析」機能を使って出店計画の売上げ予想を行ってみましょう。まず材料です。
「材料」
(1)店舗情報
出店予定の自社店舗と競合店舗のポイントデータ。
・取り扱う商品は生鮮食料品とします。
・売場面積の広さを店舗の魅力度のパラメータとします。
(2) 統計情報 
① 対象エリアの世帯数を持つポリゴンデータ。
(H12年国勢調査(町丁字等別集計)の「世帯数」を使用します)
② 独自に入手した前年度の市内1世帯当たりの
生鮮食料品に関する年間支出金額。

材料は揃いました。それではクッキングスタート!

(図1 クリックで拡大)
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1.店舗の登録 −仕込み1−
A市に出店予定の自社店舗「P」と同市内で生鮮食料品を扱う既存の競合店である「Q」店と「R」店を地図画面上にポイントデータとして登録します。(図1)
各店舗の店名と売場面積をラベルで表示しています。

(図2 クリックで拡大)
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(図3 クリックで拡大)
(図3 クリックで拡大)
(図4 クリックで拡大)
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2.統計情報の切り出し −仕込み2−
ハフモデル分析では対象となる顧客の情報が必要です。
今回はA市内の各丁字毎の「世帯数」を使いましょう。
H12国勢調査(町丁字等別集計)のポリゴンデータを切り出して地図画面上に重ねて表示します。(図2)
各丁字ポリゴン上の数字は世帯数を表しています。
この数字を100%として、この数字の内の何%を自店のお客様として吸引できるかが「ハフモデル分析」の肝となります。

3.ハフモデル分析 −調理−
調理のメインである「ハフモデル分析」です。
調味料(店舗の魅力度)には「売場面積」を使うことにします。エリアマーケティングツールの「ハフモデル分析」機能を使って分析した結果の画面が(図3)です。
「ハフモデル分析」の結果A市内で自社店舗「P」のお客様として吸引できそうな世帯数は「13,290」世帯と結果が出ました。(図4) 4.年間売上げ予測 −仕上げ−
「ハフモデル分析」によって、A市に出店した場合の自社店舗「P」の吸引世帯数の予測ができました。
そして、「P」店の年間の売上げ予測は以下の式で求める事ができます。

年間売上げ予想額=吸引世帯数×1世帯当りの年間支出金額

クッキング完成です!

このように、店舗を出店した場合の売上げ予想のシミュレーションを行って、出店の可否を決めるというのもGISエリアマーケティングの代表的な分析機能の使い方の1つであります。

※注意※
上記の「ハフモデル分析機能」による「出店計画」は、あくまでエリアマーケティングツールによる分析の一例です。
エリアマーケティングの全ての「出店計画」の考え方を説明したものではございません。

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おわりに

今回はエリアマーケティングツールの分析機能を使った「出店計画」の一例をご紹介しました。機会がありましたら、是非お試しください。

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マーケットプランナー商圏大勝


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