地図の視覚的効果について その5

はじめに

GIS(エリアマーケティングツール)を使用して分析を行い、その結果の画面を人に見せる場合、見やすさと分析結果の説得力を上げるにはどうしたらよいのか?今回は見やすく分かりやすい画面を作るための工夫の一例として、相手に見せたいポイントをいかに強調して表示させるか、そのテクニックをご紹介します。

GISの使い方「地図の視覚的効果について その1 その2 その3 その4

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材料

  • 登録した店舗レイヤ
  • 店舗からの距離商圏レイヤ
  • 市区町村、都道府県単位の統計データ

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道具

GISエリアマーケティングソフト

エリアマーケティング専門ツール「MarketPlanner」があれば、統計情報と地図データ、分析ツールが一括で揃うので便利です。

関連製品 エリアマーケティングツール「MarketPlanner」

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作り方

図①クリックで拡大
(図①クリックで拡大)
図②クリックで拡大
(図②クリックで拡大)
図③クリックで拡大
(図③クリックで拡大)
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図⑤クリックで拡大
(図⑤クリックで拡大)
図⑥クリックで拡大
(図⑥クリックで拡大)

調理1

GISの地図画面上には道路や河川、緑地や鉄道、登録した店舗や顧客のポイント、色分け表示された統計データ等、様々な画像が表示されています。これらは1枚のキャンパスに全てが一緒くたに描きこまれているわけではなく、透明なシートにそれぞれ別個に描かれたもの(レイヤと呼びます)が重なりあって表示されているような状態だと思っていただけますでしょうか。(図①②③④)
基本的に重なり合うレイヤの一番上に描かれているものから優先的に表示されます。もし、①②③④のレイヤを表示する場合、強調して表示させたいレイヤの順番(例:「店舗」→「店舗の商圏」→「道路や緑地・敷地等の背景図」→「統計データ」の順)で重ねて表示させれば見易く判り易い分析地図画面を作る事ができるわけですね。(図⑤)

この画面で、更に重要戦略ポイントである「I市」を強調させた画面を作りたいと考えた場合は?
まず、「I市」だけのレイヤを別個に作成します。
このレイヤを一番上に、つまり一番優先させて表示させてみましょう。同じ分析画面でありながら「I市」を強調させた画面を作ることができました。(図⑥)

このように、同じ分析エリア画面でも強調させたいレイヤを選んで画面構成に変化を加えることで、相手に注目してもらいたいポイントを変える事も可能なわけです。

図⑦クリックで拡大
(図⑦クリックで拡大)
図⑧クリックで拡大
(図⑧クリックで拡大)
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(図⑨クリックで拡大)
図⑩クリックで拡大
(図⑩クリックで拡大)

調理2 レイヤの選択表示による強調表示

図Aでは埼玉県内に展開される自社店舗の分布状態が表示されています。
この画面で相手に見せたいのは「埼玉県内で自社の店舗がいかに多く展開されているか」、それを強調して見せたいのですが、その場合他県が見えているとちょっとインパクトが弱くなってしまいます。

そこで見てほしい埼玉県部分を選択状態にして、選択色の水色で外周部を囲うことで注目してもらいたい部分を強調してみました。(図B)

それでもやはり他県が見えていると、自社店舗の展開状態がイマイチに見えてしまいます。

では、更にGISの「データフレームの切り出し」機能(図C)(注)を使い、都道府県界地図から選択されている埼玉県部分のみを切り出し対象としてみました。(図D)

切り出し対象となった埼玉県部分だけを表示させ、他県を表示させない事で自社店舗の分布状態がより強調されて表示させる事ができました。

これにて出来上がりです。

(注)全てのGISソフトに存在する機能というわけではありません。また、GISソフトによっては機能の名称が異なるかもしれません。

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おわりに

同じ素材で料理を行っても、どの素材を強調させてお客様にアピールしたいのか、それを工夫するかしないかでお客様の評価に差が出ることがあるのかもしれません。
エリアマーケティングの分析テクニックを磨くと同時に、画面の見やすさ、わかりやすさに更なる工夫を加えてみてはいかがでしょうか。

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マーケットプランナー商圏大勝


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