属性検索の使用方法について その2

はじめに

「属性検索の使用方法について その1」で、GISの検索機能の一つである属性検索の使用方法の概要を簡単にご紹介しましたが、今回はその使い方について代表的な例をご案内いたします。

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複数条件(AND,OR)での検索例

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(図① クリックで拡大)
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「AND条件の使用例」
図@を見てください。
分析エリア内にH17国勢調査(市区町村別集計)が切り出されています。それぞれの地区の人口総数が表示されていますが、人口総数が20,000以上かつ40,000以下の地区を属性検索で検索してみましょう。



検索の条件式として「“人口_総数” >=20000 AND “人口_総数” <=40000」という式を作成して実行してみます(図A)。
属性検索を実行した結果の画面が図Bです。



「人口総数が20,000以上」という条件と「人口総数が40,000以下」という2つの条件を満たすものを検索するような場合は、それぞれの条件式をANDで結んで条件を作成します。







「OR条件の使用例」
図④では各市ごとの自社店舗数をH17国勢調査(市区町村別集計)に取り込んで表示しています。今度は人口総数が70,000以上か、またはその地区の店舗数が3店舗以上の地区を属性検索で検索してみましょう。


検索の条件式として「“人口_総数” >=70000 OR “自社店舗数” >=3」という式を作成して実行します(図⑤)。
属性検索を実行した結果の画面が図⑥です。
画面中央の少し上にあるP市ですが、人口総数は20,007で70,000より少ないですが、自社店舗数が3店舗以上ありますので選択されています。
その他の選択地区は逆に自社店舗数は3店舗より少ないですが、人口総数が70,000以上ですので選択されています。このように、複数の条件の内どれか1つでも条件に合っているものを検索する場合には、それぞれの条件式をORで結んで検索条件を作成します。
以上、複数条件の時のANDとORの使い方についておわかりいただけましたでしょうか。

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除外条件(NOT)での検索例

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図⑦では東京都と千葉県と埼玉県の境を含む分析エリアに市区町村界地図を切り出して各都道府県名と市区町村名を表示しています。
属性検索で東京都以外の市区町村を選択状態にしたい場合、どんな条件式が考えられるでしょう?
例えば複数条件のORを使って「都道府県名 = 千葉県 OR 都道府県名 = 埼玉県」でも選択は可能ですが、この方法だと都道府県の数が多かった場合、ORで結ぶ条件式が多くなり煩雑になってしまいますね。
もう一つの方法としては除外条件を使って条件式を作成する方法があります。



都道府県名で東京都のものを除外しますので「NOT “都道府県” = ‘東京都’」という条件式を作って実行します(図⑧)。
東京都を除外した千葉県と埼玉県の市区町村界が検索されて選択状態にすることができました(図⑨)。

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あいまい検索(LIKE)での検索例

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(図⑩ クリックで拡大)
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(図⑪ クリックで拡大)
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(図⑫ クリックで拡大)

図⑩では地区内の学校(小・中・高校)が学校名で表示されています。
これらの学校のデータの中から小学校だけを抽出して選択状態にしたい場合はどうしたらよいでしょう?
それぞれの小学校の学校名で1つ1つ条件文を作ってORで結ぶのは大変ですね。こんなときはあいまい検索(LIKE)で検索してみましょう。

検索条件式は「“学校名” LIKE ‘%小学校’」のようになります(図⑪)。

この条件式は学校名に不特定の文字列+「小学校」の文字列が含まれるものを検索せよという意味合いになります。ここで使われている%はワイルドカードといって、特に定めない(不特定の)文字列という意味で使われます。
属性検索を実行した結果が右図⑫になります。
学校名に「小学校」の文字列が使われているものだけが検索されました。

以上で完成です。

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おわりに

今回は属性検索でよく使われる条件検索を、簡単な例でご紹介してみました。エリアマーケティングツールで分析作業を行うときに、何らかの条件でデータに検索を行って分類してみることも多いのではないかと思います。そんなときも検索条件の基本を覚えておけば、作業に悩むことも少ないのではないでしょうか。

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マーケットプランナー商圏大勝


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