地図による集計機能の使い方

はじめに

エリアマーケティングツールの代表的な機能の一つとして、集計機能があります。この機能は、面のレイヤの中に含まれるポイントレイヤの値の集計や面レイヤ同士の重なり具合による面積按分集計などが行えます。この機能を仮に「地図による集計機能」と呼ぶこととし、今回は基本的な使用方法についてご紹介いたします。

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地図による集計機能の使い方1 (面積按分による集計)

図1 クリックで拡大)
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「店舗から2kmの商圏内の世帯数を知りたい」
エリアマーケティングツールを使用していて、よく行われる分析のケースのひとつですね。
このような場合にも地図による集計機能が使用されます。

(手順)

1.店舗から半径2kmの商圏を作成する(図1)

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2.世帯数を持った統計情報を画面に切り出す(図2)

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3.地図による集計機能を起動し、集計に用いる地図に商圏を指定(図3)

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集計対象の地図に統計情報のレイヤを指定(図4)

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集計する項目に世帯数を指定して実行します(図5)

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4.統計情報のレイヤの面積に対する商圏の面積の割合で世帯数を集計します(図6)

たとえば、統計情報の世帯数が10,00世帯であり、統計情報の面積に対して商圏の面積がその半分(0.5)だったとしましょう。この場合、地図による集計で求められる商圏内の世帯数は、10,000世帯×0.5=5,000世帯となります。

このように、面のレイヤ同士(商圏と統計情報)お互いの面積の割合で集計結果を求めることを「面積按分による集計」と呼んでいます。

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地図による集計機能の使い方2 (ポイントデータを面レイヤーに反映)

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店舗にご来店いただいたお客様の情報(お名前、住所、来店数や購入金額など)をまとめたものを顧客情報として用意しました。
このデータをもとに・・・
「市区町村単位に顧客情報をまとめて、GISエリアマーケティングツール上で色分け表示をしたい」のですが、さて、どのような手順を行えばよいのでしょう?

(手順)

1.アドレスマッチング機能を使って顧客の住所からポイントデータを生成(登録)します(図7)

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2.次に市区町村単位の面レイヤを用意します。(図8)

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3.地図による集計機能を起動し、“集計に用いる地図”に市区町村単位の面レイヤを指定します(図9)

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“集計対象の地図”にポイントデータとして登録した顧客情報のレイヤを指定します(図10)。

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集計する項目として「来店数」「購入金額」を指定してみましょう(図11) 。

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1.集計結果は市区町村単位の面レイヤの属性テーブルに保存します(図12)

(図13 クリックで拡大)
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2.市区町村単位の面レイヤにお客様の「来店数」や「購入金額」が集計されて属性テーブル上に反映されました(図13)

(図14 クリックで拡大)
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3.市区町村単位の面レイヤを「購入金額」の集計値で色分け表示をしてみましょう(図14)

このように、ポイントデータの内容を面レイヤに反映させる場合にも「地図による集計機能」が用いられます。

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地図による集計機能の使い方3 (分類して集計)

(図15 クリックで拡大)
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図15ではA市、B市、C市、D市、E市に一部重なる形で商圏Xが作成されています。
「地図による集計」では、商圏X内の世帯数を各市毎に分類し、集計(面積按分)することも可能です。

(図16 クリックで拡大)
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(手順)

1.「地図による集計」を起動し、“集計に用いる地図”に商圏を指定します(図16)

(図17 クリックで拡大)
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2.“集計対象の地図”に統計情報を選択します。ここまでは地図による集計機能の使い方1の手順と同じですが、ここで「分類」に区・町村名を選択してみます(図17)

(図18 クリックで拡大)
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3.集計項目は世帯数を指定します(図18)

(図19 クリックで拡大)
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4.集計結果を出力します(図19)

区・町村名ごとに商圏で面積按分した世帯数を求めることができました。

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おわりに

「地図による集計機能」は、エリアマーケティングツールを扱う上で、使用頻度も高く、使い道の多い機能のひとつです。基本的な使い方を覚えれば、色々な応用方法を見つけることができるかもしれません。是非ご活用ください。

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マーケットプランナー商圏大勝


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