一括印刷の応用例 その2 -レイヤの範囲による印刷-

はじめに

今回は過去に紹介した一括印刷機能につづき、一括印刷機能の中でも「特定のレイヤの範囲で印刷出力を行う」機能に焦点を絞って、その使い方のテクニックをご案内いたします。

GISの使い方「No.27 ちょっと便利な地図画面の印刷機能について」
GISの使い方「No.32 一括印刷の応用例 その1 -メッシュ地図でインデックスを作成-」

Page top

レイヤの範囲による印刷

図① (クリックで拡大)
図① (クリックで拡大)
 図② (クリックで拡大)
図② (クリックで拡大)
図③ (クリックで拡大)
図③ (クリックで拡大)
図④ (クリックで拡大)
図④ (クリックで拡大)
図⑤ (クリックで拡大)
図⑤ (クリックで拡大)
図⑥ (クリックで拡大)
図⑥ (クリックで拡大)
図⑦ (クリックで拡大)
図⑦ (クリックで拡大)
図⑧ (クリックで拡大)
図⑧ (クリックで拡大)
 図⑨ (クリックで拡大)
図⑨ (クリックで拡大)

<商圏の範囲で一括印刷>
【前提】
右図①では店舗A、店舗B、店舗Cの3店舗があり、それぞれの店舗を中心とした1km、2kmの2次商圏が作成されていますが、これを、それぞれの商圏がちょうど収まるような状態で個別に3つの商圏を印刷したい。

【方法】
手作業で一つ一つの商圏に画面を合わせてから印刷するのは面倒ですが、一括印刷ならば一度の処理で簡単に連続印刷が可能です。
一括印刷機能を起動して「レイヤの範囲による印刷」を選択します。(図②)

範囲指定に用いるレイヤには「指定距離商圏1」を指定し、タイトルに使用するフィールドには「商圏名」を指定します。
ここで、タイトルに使用するフィールドに「商圏名」を指定したのには理由があります。
「指定距離商圏1」の属性テーブルを開いて見てみましょう。

3つの店舗×2次商圏なので計6個のレコードで構成されています。(図③)
一括印刷はタイトルに使用するフィールドの値の単位で印刷を行います。
今回は各店舗の商圏範囲で印刷を行いたいので、店舗名の単位で印刷を行うのが適切ですね。店舗名の情報を持っているのは「商圏名」のフィールドです。ですから、タイトルに使用するフィールドに「商圏名」を指定したのです。

「フィーチャの範囲で印刷」を指定します。

印刷画面を商圏範囲ぎりぎりではなく、少し余裕を持たせるために、余白割合を5%としています。(図④)

一括印刷を実行します。

図⑤、図⑥、図⑦は店舗A、店舗B、店舗Cそれぞれの一括印刷の結果です。
自分の手で一つ一つ画面の範囲を設定しなくても一括印刷ならば商圏範囲ごとに簡単に印刷ができました。

ところで、商圏単位に一括印刷された画面を見てみると、商圏同士が近いせいか他店の商圏が画面内に入ってしまって、画面が見づらくなっていますね。
このようなときには「対象以外を非表示」のオプションにチェックを入れて(図⑥)、印刷対象の商圏以外を表示させないようにするとスッキリした画面構成になります。(図⑨)

商圏同士が重なり合ってしまった場合などにも有効ですのでお試し下さい。

Page top

タイトルに使用するフィールドについて

図⑩ (クリックで拡大)
図⑩ (クリックで拡大)
図⑪ (クリックで拡大)
図⑪ (クリックで拡大)
図⑫ (クリックで拡大)
図⑫ (クリックで拡大)
図⑬ (クリックで拡大)
図⑬ (クリックで拡大)
図⑭ (クリックで拡大)
図⑭ (クリックで拡大)
図⑮ (クリックで拡大)
図⑮ (クリックで拡大)
図⑯ (クリックで拡大)
図⑯ (クリックで拡大)
 図⑰ (クリックで拡大)
図⑰ (クリックで拡大)

前述の例ではタイトルに使用するフィールドに「商圏名」を指定することで、店舗ごとの商圏範囲で一括印刷を行わせることができました。

このほかに、指定する項目を変えてみることで別の応用も可能なのです。

たとえば「店舗から5分、10分、15分の商圏を作ってそれぞれの範囲の画面を印刷したい」という場合、それぞれの商圏を別個に3つ作成し(図⑩)、一つ一つ表示を切り替えて(図⑪)印刷するという方法もありますが面倒です。

そこで、3次の商圏を1つ作成してしまい(図⑫)一括印刷を起動してタイトルに使用するフィールドに「商圏値」を指定します。(図⑬)

「商圏値」には5分、10分、15分といった商圏の1次、2次、3次を分ける情報が設定されているので(図⑭)、この情報をもとに一括印刷を行えば5分、10分、15分の商圏範囲の画面が一度に作成できます。(図⑮、図⑯、図⑰)

以上、クッキング完成です!

Page top

おわりに

今回は一括印刷機能の応用ということで、レイヤの範囲による印刷のテクニックをご紹介しました。GISの印刷機能には応用を利かせることでまだまだ便利な手順があるかもしれません。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

Page top

マーケットプランナー商圏大勝


「GISの使い方」はパスコのメールニュースによって配信されています。
メールニュースを希望されるかたはこちらからご登録ください。

GISの使い方一覧へ

Page top