飛び地の扱いについて

はじめに

用語集「No.51 飛び地とは?」で、飛び地とはどのようなものかを説明いたしました。
今回は、飛び地の扱い方のテクニックについてご紹介します。

用語集「No.51 飛び地とは?」
GISの使い方「No.40 地図による集計機能の使い方」

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飛び地の注記表示

図① (クリックで拡大)
図① (クリックで拡大)
図② (クリックで拡大)
図② (クリックで拡大)
図③ (クリックで拡大)
図③ (クリックで拡大)
図④ (クリックで拡大)
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図⑤ (クリックで拡大)
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右図①は、町丁目界地図を使って、東京あきるの市の町丁字を表示したものですが、「雨間」地区は飛び地になっています。各町丁字には注記で名称を表示していますが、「雨間」地区の飛び地側には名称が表示されていません。

飛び地側にも名称を表示させるかどうかは、ラベルの表示設定で簡単に切り替えられます。町丁目界地図のラベル設定の画面を開いてみましょう。(図②)

ラベル設定画面の配置設定を行う画面を開きます。(図③)
同じ(町丁目の)ラベルの配置方法が「フィーチャ毎に1つのラベルを表示」になっています。
これはフィーチャ(= 町丁目毎)に1つだけラベル表示するという設定ですので、飛び地側にはラベルが設定されません。

そこで「フィーチャのパート毎に1つのラベルを表示」に設定を変更してみます。(図④)

フィーチャ(= 町丁目毎)の各パート毎にラベルを表示する設定です。この設定に変更すると、飛び地側にも注記が表示されるようになりました。(図⑤)

飛び地側にも注記を表示させると、同じ名称の注記が画面上に増えて、わかりにくくなることもありますので、ラベル設定をうまく使い分けてみるとよいでしょう。

※注意※
GISの仕様・バージョンによっては飛び地側の面積が非常に小さい場合、上記の様なラベル設定を行っても注記表示を行わないような制御を行っている場合もあります。

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飛び地分割

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図⑥ (クリックで拡大)
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図⑦ (クリックで拡大)
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図⑧ (クリックで拡大)
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図⑨ (クリックで拡大)
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図⑩ (クリックで拡大)

右図⑥では、画面上に顧客のポイントが赤く表示されています。

地図による集計の機能を使って、町丁目界地図に顧客ポイントの件数を集計してみましょう。集計結果が図⑦です。
「雨間」地区の顧客ポイントの件数は152件ですが、飛び地側だけの件数はいったい何件だったのでしょう?

このように飛び地側と飛び地でない側とを分けて集計したい場合は、ポリゴンのフィーチャを別々に分割する「飛び地分割」という機能を使用します。(図⑧)

町丁目界地図の属性テーブルを見てみましょう。
飛び地分割によって「雨間」地区は2レコードに分割されています。(図⑨)

キー項目となる字コードですが、飛び地側は暫定的に「13228004999」として、飛び地でない側と区別しておきます。
次に地図による集計で顧客ポイントを集計してみましょう。集計結果が図⑩です。

飛び地側が3件、飛び地でない側が149件と別々に集計できました。
このように飛び地分割の機能を使うことで、飛び地を独立したポリゴンとして扱うことも可能になります。

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おわりに

飛び地という特殊なポリゴンはわかりにくく、かつ少し扱いづらいところがありますが、今回の注記表示の設定や飛び地分割の機能を覚えておくと作業も行いやすくなると思います。ぜひ、ご活用ください。

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マーケットプランナー商圏大勝


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