道路ネットワークデータとは?(ロジスティクス)

「ロジスティクス(Logistics)」とは、「必要な物を、必要なときに、必要なところへ、必要なだけ、必要な状態で、必要最低限の費用で供給しようとする考え方」、すなわち「効率の良い物流の計画や管理をすること」です。

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GISとロジスティクスの関係

上記の「効率のよい物流計画」を立てるためには様々な手法がありますが、「配送ルートの計画」という部分では、GISを利用したロジスティクスの方法が、大きな効果を発揮します。そこで、活躍するのが道路ネットワークデータになります。以下で道路ネットワークデータを活用した配送計画についてご紹介します。

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道路ネットワークデータを利用した配送計画

道路ネットワークデータを活用した配送計画の例を紹介します。

図① (クリックで拡大)大森くんと小森さんの今日の配送地点
図① (クリックで拡大)
大森くんと小森さんの今日の配送地点

例. 配送計画の効率化とは
配送会社に入社5年目の大森くんと入社したばかりの小森さん。
なにやら今日は真剣な目つき。それもそのはず。出社したら部長からこんな一言があったからです。
「1分でも早く配って帰って来い!早く帰ってきた方にラーメン大盛り奢るぞ!」

今日の配送地点は図①の通りです。
出発地点から、「あ」から「け」の黄色いポイントへ配送していくときに、さて二人はどんなコースを通るでしょうか?

図② (クリックで拡大)大森くんの配送ルート
図② (クリックで拡大)
大森くんの配送ルート

「近いところから順々に配送していくぞ!」と、せっかちな大森くんは、すぐに車を出しました。大森くんが辿ったコースは図2の通りです。
出発地点から「う→お→い→あ→え→か→け→き→く」
の順番で配送し、配送時間は6時間5分でした。

図3.小森さんの配送ルート
図③ (クリックで拡大)
小森さんの配送ルート

「急がば回れと言うわよね・・・」と、冷静な小森さんは車を出す前に6分間ほどGISを使って配送計画を練りました。
小森さんが辿ったコースは図③の通りです。
出発地点から「く→お→う→い→あ→え→か→け→き」
の順番で配送し、配送時間は5時間39分でした。
大森くんより遅くに出発したのに小森さんの方が20分も早く帰ってくることが出来ました。
こうしてラーメン大盛りを手に入れた小森さん。
今回の勝因は、どこにあったのでしょうか?

小森さんの勝因は「最短距離ルートが最短時間ルートとは限らない」という点にあります。
この配送計画に利用されている道路ネットワークデータには 道路交通センサスで得られた実際の運転時間などの情報も含まれています。これらの情報を空いている道かそうでないかをGISが自動的に計算してくれたおかげで、小森さんは、大森君より早く配送できたのです。

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配送計画だけではないロジスティクス

このように道路ネットワークデータがあれば、GISを使ってより効率のよい配送計画を立てることができます。
また、今回は単純に「配送時間」という項目に絞って配送計画をご紹介しましたが、配送計画だけがロジスティクスではありません。当然ですが、倉庫内作業の効率改善や在庫管理なども必要になります。物流業務の中で、物・時間・場所・質量・状態・費用など、どこに問題があるのかを見つけることが一番重要です。

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マーケットプランナー商圏大勝


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