アドレスマッチングとは?(住所表示)

アドレスマッチングとは、「GISで住所の文字情報を解析して、自動的に地図上にポインティングする」ことです。アドレスマッチング機能で住所を表示する場合に、「○○1丁目1番2号」と書く場合や、「△△1234番地」と書くことがあります。この「△△1234番地」の“1234”の部分は土地の番号、つまり地番を表しています(1234-1のように枝番付きの場合もあります)。
地番は、土地の所有者別の番号を示すものですが、同じ土地(地番)の上に複数の建物が存在する場合等があり、地番だけでは正確な位置の特定は困難になってしまいます。この為に、「住居表示による法律」が昭和37年に制定され、「住居表示」が行われるようになりました。

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住居表示の方法

図① 丁目”の境界 (クリックで拡大)
図① 丁目”の境界 (クリックで拡大)
図② 街区で区切られた“番地” (クリックで拡大)
図② 街区で区切られた“番地” (クリックで拡大)
図③ 番地の中の“号” (クリックで拡大)
図③ 番地の中の“号” (クリックで拡大)
図④ 建物の主要な出入口に接する基礎番号が、その建物の住居番号となる
図④ 建物の主要な出入口に接する基礎番号が、その建物の住居番号となる

住居表示の方法ですが、「丁目・字」(図①)を街区(道路や川等で区切られたエリアで区切って数字を振ります。数字を割り振ったものを番地(=街区符号)(図②)といいます。 つぎに、街区内の各建物に数字を付けていきます。下の右端の図がこれで、号(=住居番号)といいます。

この号の割り振られ方にもルールがあります。街区の周囲(道路等の境界線)にそって、一定間隔の区切りごとにふられた番号をもとに決定します(図③参照)。

区切りの間隔は原則10mで、その区切りごとにふられた番号を「基礎番号」といいます。
建物の主要な出入口に接する基礎番号が、その建物の住居番号となります(図④)。

以上より、「○○1丁目1番2号」は「住居表示されている住所」、「△△1234番地」は「住居表示されていない住所」となります。但し、住居の記述を見ただけではどちらかの特定は難しい場合があります。(「東山1-1」と記載されていた場合に、「1丁目1番」か「1番地-1」なのか、すぐにはわかりませんよね。)

一通り、住居表示のルールを学んだところで、次は、イレギュラーな住所の表示についてご紹介します。

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京都の住所表示

図⑤
図⑤

ご存知の方も多いと思いますが、京都市街の住所は、通常の住所の他に、「道路」(通り名)を使用した住所が存在していますよね。例えば、「京都府京都市下京区綾小路通烏丸西入ル童侍者町167番」のような“西入ル”のほか、“上ル”や“下ル”を見たことがあると思います。

通常の字名で考えた場合に、同じ区に同一の字名が複数存在(例:中京区亀屋町=5箇所ある)し、住所だけでは位置の特定はできません。そこで、道路が碁盤目状になっている京都市街では、「通り名」を基準として、各人が判断して住所を決めているのです。

ルールとして、建物や大字の面している道路から道案内をするようにたどり、北側が「上ル」、南側が「下ル」、東側が「東入ル」、西側が「西入ル」となります。但し、2つの通りに面している場合に、使用者がどちらを使用するか決めます(「下ル」は縁起が悪いので「上ル」の方を使うなどあるようです)。

よって、同一地点でも「通り名」の組み合わせにより、住所表記方法が30〜40通りにもなる場合が出てきます。
よって、Aの住所は・・・

(1)綾小路通烏丸西入ル
(「綾小路通」沿いで「烏丸通」から西へ)

(2)綾小路通室町東入ル
(「綾小路通」沿いで「室町通」から東へ)

のどちらでも表記が出来ます。

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特殊な住所

京都の住所の他にも、日本の住所には以下のような珍しい住所が存在します。

  • 字名が付かない
    例:広島県安芸郡倉橋町8060
  • 字名が「丁目」
    例:静岡県下田市一丁目19-1
  • 街区符号にアルファベットを含む
    大阪市中央区上町A番22号
  • 字名にイロハを含む
    例:石川県小松市平面町ア69
  • 番外地
    例:千葉県四街道市鹿渡無番地(四街道市役所の住所)
    (もともと国有地であった為番地が設定されていませんでした。地租(保有している土地に対する年貢)の管理台帳に載せる必要がありませんでした。つまり課税対象外なので番地が割り当てられませんでした。現在は地番がありますが、諸事情により当時の住所を用いています)

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