面積按分とは?

面積按分とは、面積に応じて(比例して)、データを配分することを指します。具体例を用いて配分の仕方を説明していきます。

Page top

図形によるデータ集計

図① 円商圏に完全に含まれる地区 (クリックで拡大)
図① 円商圏に完全に含まれる地区
(クリックで拡大)

図①は丁目字界と各地区の人口と、半径1kmの円商圏を示した図です。円商圏の中に一地区が完全に収まっている地区だけが選択され着色されています(黄色部分)

図② 円商圏と重なる地区 (クリックで拡大)
図② 円商圏と重なる地区
(クリックで拡大)
図③ この範囲内の人口をより正確に求めるために面積按分を用います  (クリックで拡大)
図③ この範囲内の人口をより正確に求めるために面積按分を用います  
(クリックで拡大)

円商圏内の人口を求める際に、この黄色くなっている地区はそのまま合算すればよいのですが、それ以外の地区は、どのように集計したらよいのでしょうか?図②のように、円商圏と重なる地区全ての人口を合算しては、商圏内の見込み人口が多くなりすぎてしまいます。図③で、可能な限り正確な人口を求めたい。その際に円の外周に重なる部分の人口はどのように求めるたらよいでしょうか?

この解決法として「面積按分」が登場します。

Page top

面積按分の求め方

図④富岡1丁目の面積は0.147km2、人口は 1785人 (クリックで拡大)
図④富岡1丁目の面積は0.147km2、人口は 1785人 (クリックで拡大)

「富岡1丁目」という場所があります(図④)。
この街の面積は、0.147km2 。人口は1785人です。

図⑤求めたい商圏を町字界ポリゴンと重ね合わせる。 (クリックで拡大)
図⑤求めたい商圏を町字界ポリゴンと重ね合わせる。 (クリックで拡大)

この富岡1丁目のうち、青色の円と重なる部分の人口(図⑤)を求めたい、このような場合に面積按分を使用します。

図⑥図④と図⑤の図形を重ね合わせると、共通部分の面積は0.093km2(富岡1丁目全体の63.2%が商圏と重なる。) (クリックで拡大)
図⑥図④と図⑤の図形を重ね合わせると、共通部分の面積は0.093km2(富岡1丁目全体の63.2%が商圏と重なる。) (クリックで拡大)

求めたい商圏を町字界ポリゴンと重ね合わせたものが図⑥です。図④)と(図⑤)の図形を重ね合わせた際に重なる面積は0.093km2(富岡1丁目全体の63.2%)であることが分かりました。オレンジ範囲の人口は、集計対象である富岡1丁目の面積比率で計算をします。

以上のことから
0.147km2:0.093km2 =1785人: X人
X人=(0.093km2×1785人)÷0.147km2
X人≒1129人

つまり、図⑥のオレンジ色の範囲には1129人が住んでいるという計算が出来ました。つまり、図⑥において、円商圏が各地区の面積に対して、何%を占めるかを計算し、その比率に応じてデータを抽出しました。
以上が面積按分の求め方です。

Page top

面積按分によるデータ集計時の注意点

図⑦ 国勢調査(町丁字等別集計) (クリックで拡大)
図⑦ 国勢調査(町丁字等別集計) (クリックで拡大)
図⑧ 国勢調査(500mメッシュ集計) (クリックで拡大)
図⑧ 国勢調査(500mメッシュ集計) (クリックで拡大)

右図4は、国勢調査(町丁字等別集計)ポリゴンと旗印を中心とした半径3kmの円商圏です。
ポリゴン内の数値は地区内の総人口です。
先の手順通り、面積按分を用いて大よその人口の数を求めることは出来ますが、対象となる町丁字面積が大きいため、誤差が大きくなってしまいますので注意が必要です。
地方では町丁字面積の大きな地区が多く存在します。このような地域において、面積按分でデータ集計をする場合は、図5のような、500mメッシュデータを利用するなど、誤差が小さくなるような工夫をされたほうが良いでしょう。
また、GISソフトの機能によっては面積按分処理が出来ないソフトもありますので、計算をする際には注意が必要です。

Page top

マーケットプランナー商圏大勝


「用語集」はパスコのメールニュースによって配信されています。
メールニュースを希望されるかたはこちらからご登録ください。

用語集一覧へ

Page top