空間情報総括監理技術者とは?

「空間情報総括監理技術者」とは、平成17年度から社団法人日本測量協会(以下認定機関という)が設けた資格です。空間情報として取り扱う範囲が、測量のみならず業務で運用する情報システムと密接な関係があることから、空間情報のデータ作成から活用・運用管理にいたるまでのコンサルテーション能力を技術者に求める認定制度です。

Page top

空間情報とは

地球上の3次元空間に広がる物理的な位置の情報と、それに紐付く関連情報をとりまとめて「空間情報」と呼びます。例えば「東経139度44分59秒、北緯35度40分33秒付近には国土交通省があり、www.mlit.go.jpに国土交通省に関する詳細な情報があります」という直接的な情報や、「東京駅から新大阪駅まで 552.6キロありのぞみ1号だと約2時間25分かかる(JR時刻表より)」という間接的な情報まで含みます。
これらの空間情報は、利用分野や形態によって内容は多種多様であり、GISを利用して要求する結果を導くまでに、データの品質や組み合わせから、調達方法や価格に至るまで多くのハードルがあります。これらのハードルをクリアし、皆様が要求される結果を導き出すお手伝いをするコーディネーターが「空間情報総括監理技術者」です。
パスコには2011年11月4日現在で全「空間情報総括監理技術者」資格所有者のうち、約40%にあたる68名が在籍しています。

Page top

空間情報総括監理技術者の認定制度について

認定制度に関する概要については以下のとおりです(認定機関HPより引用)。

1.「空間情報総括監理技術者資格」の目的

国土管理に必要な様々な業務を効果的に遂行するため、空間情報分野に関する高度な専門知識と豊富な知見・経験を有し、かつ、空間情報を利活用する要求に対して、問題抽出・分析に基づく要求仕様の策定、製品・品質仕様の策定、運用管理の立案、様々な技術・技術者のコーディネート等の業務を行うに充分な能力を有する者を認定することを目的とします。

2.「空間情報総括監理技術者」資格に求められる要件

空間情報の要求仕様策定ができる行政が事業を行う場合に、

  • 現状の課題を発見し、課題の解決に空間情報の適用が有効か否かを判断し、発見された課題を詳しく分析・明確化することにより、業務に必要な空間情報の仕様と空間情報を利用する場合の効果を提示する能力を有すること。
  • 空間情報の製品仕様、品質仕様の策定ができる業務の課題解決に必要なデータやシステムの設計ができること。
  • 空間情報の運用管理計画を立案し、業務遂行ができる構築された空間情報を継続的に利活用するために、システムとデータの維持管理方法を立案し、様々な技術・技術者をコーディネートして、適切な事業を行うことができること。

3.「空間情報総括監理技術者」資格の有資格者の処遇

国土交通省の測量上級主任技師の職種と同等クラスの技術者として(社)日本測量協会会長により認定されます。具体的には、財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)が発注する提案型入札業務の指名参加の条件として利用されています。

将来的には、下記の事項が実現できるよう関係機関に働きかけます。

  • 国土地理院をはじめ,国土交通省(本省),地方整備局、地方公共団体、公益法人等が計画する空間情報関連事業の提案型入札業務の指名の際の評価要素として利用されることを期待する。
  • 国土交通省以外の省庁が計画する空間情報関連事業の提案型入札業務の指名の際の評価要素として利用されることを期待する。

4.「空間情報総括監理技術者」資格の受験資格

受験資格は、次のすべての条件を満たすものとします。

  • 測量士の資格を有すること
  • 技術士の資格または博士の称号、またはこれらと同等の能力を有すること
  • 空間情報関連業務に15 年以上従事し、かつ、当該業務の責任者(原則として主任技術者)を2回以上経験していること

Page top

マーケットプランナー商圏大勝


「用語集」はパスコのメールニュースによって配信されています。
メールニュースを希望されるかたはこちらからご登録ください。

用語集一覧へ

Page top