リニア・リファレンスとは?(道路分野への応用)

リニア・リファレンスの技術を道路分野へ応用することで、道路の修繕計画をスピーディに立案が出来、結果として管轄道路を効率的にメンテナンスすることが出来ます。以下、具体的に説明していきます。

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道路管理に応用できるリニア・リファレンス

道路上に施された舗装の表面は、車の重みやタイヤとの摩擦、風雨にさらされることによる凹凸やヒビで年月がたつにつれて傷みが進んでいきます。傷んだ道路は、クルマの乗り心地が悪くなるばかりでなく、路面の水溜りが原因の事故等の危険性も高まります。これらの状態を放置しておくと、路面の寿命を早く迎え舗装のやり直しを行わなくてはなりません。しかし舗装のやり直しには多くの時間と費用を要します。また工事中は片側交互通行や車線規制など、道路利用者にも不便を強いる事になります。

路面の寿命の前に、ある程度の傷み具合になった時点で修理を施していけば、路面の寿命を延ばすことができますが、道路の修理にあてられる予算にも限りがあり、傷んだ箇所を全て修理するのは難しいのが現状です。この解決策の一つに、リニア・リファレンススを応用して「予算の範囲内で、道路の損傷度合いのひどい箇所から順に修理する」という方法があります。これなら限られた予算内で効率的に、管理している道路全体を良好な状態に保つことができます。

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道路の修理計画とリニア・リファレンス

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図①
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図②

道路の修理計画を立てるためには、まず、管理している道路全体の現在の傷み具合を知る必要があります。道路の傷み具合の調査は、専用の車両(図①)を使用したり、調査員が目視で調査を行っています。

調査結果は50mあるいは100mごとに取りまとめられ、修理の緊急度が総合的に評価されます。一般に、評価の結果は帳票にまとめられますが、それだけでは、修理対象となった区間がどのように分布しているかなどが分かりません。

そこで「路線網ルート」と「修理の緊急度イベント・テーブル」を作り地図上にランク表示し、様々な背景地図と重ね合わせることで、地形的な特徴や地域の状況など、帳票だけでは知りえない情報を得ることも出来るようになります(図②)。

この他にも、修理する箇所と工法を示したり、直近の修理から何年経過しているかを表示させるなど、様々な場面でリニア・リファレンスを応用することが出来ます。

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リニア・リファレンスを支える技術

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図③
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図④

図①の専用車両でGPSを搭載している車両を使用すると、「路線網ルート」を簡単に作成できます。GIS上で背景地図をマウスでなぞらなくても、車がマウス代わりとなり実際の道路上をなぞって、ラインを描いてくれます(カーナビに刻々と示される現在位置の経緯度座標をつないでいくイメージです)。高性能のGPSなら、車線の識別まで可能です(図③)。

リニア・リファレンスの「ルート」の説明部分で、地図上の「見えない目盛り」に関して説明をいたしましたが、高速道路や国道には、約1kmごとにキロポスト、約100mごとに100m標という「見える目盛り」(図④)が設置されていて、道路施設の管理等に使われています。

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