空間情報とAI技術
航空写真や衛星画像から建物や道路などの地物を検出し、固定資産に関係する家屋の異動判読に役立てています。AIを用いて自動化した結果、生産効率が向上しました。この技術は、今年度米国で開催されたコンピュータビジョンとパターン認識の国際会議で部門優勝という実績をあげています。
日本の国土の多くを占める森林(約70%)の現況を捉え、森林経営管理の支援を行うため、航空レーザー技術とAIによる樹種判読を複合的に活用しています。航空レーザーでは、地形・樹高・樹冠などの3次元計測を行い、衛星画像や航空写真などからは、AIを使って樹種を自動判読しています。
路面性状調査の効率化・省力化を目的に、「道路現況計測システム(Real)」に搭載したラインセンサーカメラで撮影した路面データから、AIによって舗装のひび割れなどの存在を自動的に判読しています。これまでの目視判読に比べ、点検作業を飛躍的に効率化しています。
地球温暖化防止対策の一環として本格化する洋上風力発電事業は、環境影響評価の観点から、衝突リスクのある海鳥の分布を広域かつ効果的に把握する技術の開発が急務となっています。そこで、高解像度航空写真撮影(UCE)とAI自動検出を活用した海鳥調査手法を提案し、目視で行う作業の大幅な時間短縮に繋げています。
固定資産評価などのために、ソーラーパネルの設置状況を、AIを使って自動的に、そして正確に把握しています。短期間で高精度に検出できるため、目視判読や現地調査の手間を大幅に削減しています。本技術を実用化レベルまでに高めている競合はほぼなく、パスコが優位に提案できる分野となっています。
2020年3月報道発表
空間情報事業分野におけるAI(人工知能)人材の育成に特化した独自の教育プログラムを共同で開発、2020年度からパスコにおける空間情報技術者を対象に、本格的な教育を開始します。
2019年12月報道発表
本実証実験では、異なる分解能を持つ地球観測衛星から、パスコの人工知能(AI)技術を活用して、効率的かつ自動的に農地ポリゴンを抽出し、圃場面積や場所を推定し、定期的にモニタリング可能な技術を確立することを目的としています。なお、AI技術に関しては、日本の環境で実績のある自動抽出アルゴリズムをインドネシアの環境に対応すべくチューニングを行い、精度を高める計画です。
2018年7月報道発表
2018 年 6 月に、アメリカ合衆国ユタ州ソルトレークシティで開催された、コンピュー タビジョン研究において世界で最も権威のある国際会議「 CVPR 」の DeepGlobe Satellite チャレンジ(国際コンペ)建物抽出部門において、パスコ衛星事業部のチームが、当社独自の AI 技術(深層学習技術)を駆使することで最高精度を達成し、優勝しました。
2017年10月報道発表
都市変化解析マップ(土地被覆分類・土地被覆変化)
合成開口レーダー衛星画像にAI技術(深層学習/ディープラーニング)を適用することにより土地
被覆分類マップを自動生成し、異なる二時期の土地被覆分類マップの比較から、土地被覆変化マップを生成します。
駐車車両推計マップ
高分解能(※)光学衛星画像(50cm分解能)で撮影した駐車場の撮影画像にAI 技術(深層学習/ディープラーニング)を適用することにより、駐車車両の台数を推計します。
(2019年度砂防学会研究発表会)
(2019年度河川技術に関するシンポジウム、河川技術論文集)
(月刊『測量』2019年6月号)
(第22回 画像の認識・理解シンポジウム)
(2019年度日本地すべり学会研究発表会)
(第44回土木情報学シンポジウム)
(日本写真測量学会 令和元年(2019年)度秋季学術講演会)
(リモートセンシング学会 第67回(令和元年度秋季)学術講演会)
(リモートセンシング学会 第67回(令和元年度秋季)学術講演会)