2013年11月 西之島 噴火活動モニタリング

2013年11月20日、小笠原諸島・西之島周辺で噴火が確認されました。この噴火により西之島の南東500メートル付近で直径約200メートルの新たな陸地が認められました。
気象庁では、今後も西之島周辺で噴火の可能性があるとして、同日、火口周辺警報(火口周辺危険)を発表しています。
今後の噴火活動に備え、西之島付近を中心とした範囲を対象に、パスコは2013年11月22日からTerraSAR-Xによる監視を実施しました。
なお、過去にも西之島では、1973~74年にかけて周辺海域で噴火が発生し、新島が形成されたことがあります。

合成開口レーダー衛星「TerraSAR-X」による西之島噴火活動のモニタリング

パスコでは2013年11月22日から合成開口レーダー衛星(TerraSAR-X)を用いて西之島の噴火活動をモニタリングしています。 本映像は2014年4月3日までの撮影画像を元に作成しており、新島が誕生し拡大する様子をご覧いただけます。

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光学衛星およびSAR衛星による同時期の西之島周辺画像

高分解能光学衛星「Pleiades」による西之島周辺の衛星画像

  • 11月30日撮影
    11月30日撮影
  • 12月24日撮影
    12月24日撮影
  • 1月29日撮影
    1月29日撮影

光学衛星画像では、西之島周辺の変色水や地表の色味の違い、噴煙の様子などを確認することができます。
光学衛星「Pleiades」の高解像度画像を有償にて販売しています。詳細はお問合せください。

光学衛星 Pleiadesについて


合成開口レーダー(SAR)衛星「TerraSAR-X」による西之島周辺の衛星画像

  • 12月3日撮影
    12月3日撮影
  • 12月25日撮影
    12月25日撮影
  • 1月27日撮影
    1月27日撮影

SAR衛星画像は光学衛星画像と比較し単色で表現されますが、噴煙や悪天候の影響を受けにくいため定期的な撮影に適しています。
SAR衛星「TerraSAR-X」の高解像度画像を有償にて販売しています。詳細はお問合せください。

SAR衛星 TerraSAR-Xについて

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2014年2月18日撮影の衛星画像

2014年2月18日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2014年2月18日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

2014年2月7日撮影の画像と比較すると、新島の中心から全方向に向かって拡大を続けていることが確認できます。新島の面積は約549,650平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2014年2月7日撮影の衛星画像

2014年2月7日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2014年2月7日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

2014年2月7日の撮影画像から、新島はさらに拡大を続けていることが確認できます。新島の面積は約456,385平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2014年1月27日撮影の衛星画像

2014年1月27日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2014年1月27日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

2014年1月27日の撮影画像から、新島はさらに拡大を続けていることが確認できます。新島の面積は約383,570平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。
<左側:SAR衛星画像(TerraSAR-X)、右側:光学衛星画像(Pleiades)>

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2014年1月16日撮影の衛星画像

2014年1月16日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2014年1月16日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

2014年1月16日の撮影画像から、新島は西之島と地続きになった後も更に拡大を続けており、西之島を壁にしながら左右に広がっていることが確認できます。新島の面積は約319,800平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2014年1月5日撮影の衛星画像

2014年1月5日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2014年1月5日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

2014年1月5日の撮影画像から新島と西之島がつながったことが確認できます。
ついに新島は西之島の面積を超えるほどとなり、西之島の面積は約222,160平方メートル、新島の面積は約238,320平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2013年12月25日撮影の衛星画像

2013年12月25日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2013年12月25日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

12月25日撮影の画像から新島と西之島がつながる手前であることが確認できます。
12月25日撮影時点で、新島の大きさは長い所で約530m、短い所で約490mとなり、面積は約156,500平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2013年12月14日撮影の衛星画像

2013年12月14日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2013年12月14日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

11月22日撮影の画像と比較すると、新島の面積はおおよそ5倍に拡大しています。
日を追うごとに島の形が変化しており、12月14日撮影時点では約92,000平方メートルとなりました。
以前は島より東へ向かって拡大していましたが、現在は西にも拡大しています。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



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画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2013年12月3日撮影の衛星画像

2013年12月3日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2013年12月3日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
処理レベル EEC

11月22日撮影の画像と比較すると、東方向に向かって島が拡大している様子が伺えます。
12月3日撮影時点で、新島の面積は約40,900平方メートルとなりました。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。



単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像をご覧いただけます。

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2013年11月28日撮影の衛星画像

2013年11月28日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2013年11月28日17:34(JST)
撮影軌道 Ascending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 34.5度
プロダクト EEC

撮影時(2013年11月28日17:34/JST)時点で、新島の大きさは長い所で約230m、短い所で約170mとなっています。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。

(2013年11月22日撮影画像と見え方が違う点について)
撮影角度や方向など撮影条件が異なるため、11月22日に撮影した衛星画像と見え方に違いがでています。

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2013年11月22日撮影の衛星画像

2013年11月22日撮影の衛星画像

撮影諸元

撮影日時 2013年11月22日05:37(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight 300MHz
偏波 HH
入射角 37.7度
プロダクト EEC

■11月20日以降の噴火活動で出現した新島
撮影時(2013年11月22日05:37/JST)時点で、新しく生まれた島の大きさは長い所で約200m、短い所で約110mとなっています。
※衛星画像による計測結果であり、現地での確認は実施しておりません。実際と異なる事があります。

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情報掲載履歴

第1回掲載日 2013年11月25日(月)
第2回掲載日 2013年12月4日(水)
第3回掲載日 2013年12月10日(火)
第4回掲載日 2013年12月26日(木)
第5回掲載日 2014年1月7日(火)
第6回掲載日 2014年1月17日(金)
第7回掲載日 2014年1月28日(火)
第8回掲載日 2014年2月7日(金)
第9回掲載日 2014年2月21日(金)
第10回掲載日 2014年3月31日(月)
第11回掲載日 2014年4月15日(火)

今回の噴火発生に伴い現地の状況の把握および関係各団体への情報提供の観点から、直ちに株式会社パスコは天候の影響を受けないSAR衛星画像による現地の撮像と判読を実施しました。


<TerraSAR-X : © 2013-2014 Astrium Services / Infoterra GmbH, Distribution [PASCO]>
<Pleiades : © CNES 2013-2014, Distribution Astrium Services / Spot Image>
※ ここに掲載している写真その他の無断、転用・複写を禁じます。


【 著作権について 】

災害緊急撮影ページ(以下、当ページ)に記載されている文書の著作権は、弊社に帰属します。
また当ページで使用しているTerraSAR-XおよびPleiadesの著作権は、株式会社パスコに帰属します。
当ページに記載されている情報(文書及び画像)を転用・複写する場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

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【 お問合せ先 】

株式会社パスコ 広報部
e-mail:biz-info@pasco.co.jp
TEL:03-6412-2800

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