2013年9月 鹿児島県桜島(昭和火口)噴火モニタリング

8月18日16時31分、桜島(昭和火口)の爆発的噴火を受けて、当社は8月24日にTerraSAR-Xによる撮影を実施しました。
今回は継続モニタリングとして9月4日にTerraSAR-Xにて撮影をし、2012年3月14日の撮影データ(2012年3月12日の爆発的噴火直後)と2時期差分抽出を実施し、約1年半の昭和火口の地形変状について確認いたしました。

なお、過去の爆発的噴火の際にも、当社はTerraSAR-Xによる撮影を実施し、HPへ公開しています。
2008年2月 鹿児島県桜島(昭和火口)噴火モニタリング
2012年3月 鹿児島県桜島(昭和火口)噴火モニタリング
2013年8月 鹿児島県桜島(昭和火口)噴火モニタリング

参考:鹿児島地方気象台HP 等

2013年9月4日撮影の衛星画像解析

位置図イメージ

撮影諸元

(噴火前)
撮影日時 2012年3月14日6:11(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight (300MHz)
偏波 HH
入射角 52度
プロダクト GEC

(噴火後)
撮影日時 2013年9月4日6:11(JST)
撮影軌道 Desending
撮影モード 高分解能SpotLight (300MHz)
偏波 HH
入射角 52度
プロダクト GEC

スタック画像

スタック画像

解析画像中、赤く見える範囲は2012年3月の爆発的噴火後から2013年8月の爆発的噴火後までの間に反射が弱く変化した箇所を示しています。また、青く変化した範囲は、同1年半の間にレーダーの反射が強く変化したと見られる範囲を示しています。このカラー合成画像は、1年半に生じた昭和火口の地形変状の様子を捉えているものと考えられます。


単画像(スワイプ)

画面の上でカーソルを左右に動かすと、それぞれの時期の衛星画像を覧いただけます。

before after

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情報掲載履歴

第1回掲載日 2013年10月2日(水)

災害発生に伴い被災状況の把握および関係各団体への情報提供の観点から、直ちに株式会社パスコは天候の影響を受けないSAR衛星画像による被害箇所の推定を実施しました。


被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。 弊社では災害状況の的確な把握と被災地の復旧に、空間情報の処理および解析技術と防災コンサルティング技術がお役に立てるよう、より一層努力してまいります。

<TerraSAR-X : © 2013 Astrium Services / Infoterra GmbH, Distribution [PASCO]>
※ ここに掲載している写真その他の無断、転用・複写を禁じます。


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また当ページで使用しているTerraSAR-Xの著作権は、株式会社パスコに帰属します。
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【 お問合せ先 】

株式会社パスコ 広報部
e-mail:biz-info@pasco.co.jp
TEL:03-6412-2800

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