2000年7月 有珠山火山活動に関する緊急撮影

北海道の有珠山が平成12年(2000年)3月31日、13:10に22年7ヶ月ぶりに噴火し、現在も活発な噴火活動を続けています。

イメージ画像

当社では、3月31日の噴火直前、噴火直後と、4月3日に航空写真撮影を行いましたので、その一部をご紹介致します。 噴火状況の的確な把握と、今後の被災地の復旧に当社のGISと、防災コンサルティング技術がお役に立てるよう努力してまいります。

矢印上をクリックすると、画像が表示されます。

フライトシミュレーションへ フライトシミュレーションへ 北方向より 北西方向より 西山・金比羅山周辺 南方向より

この画像は航空写真モザイク(接合処理)にPDM(パスコ・デジタルマップ)を重ねたものです。

航空写真は地図座標に合わせて補正された後にモザイクされているので、画像の正しい位置に道路が重ね合わされています。

これらの処理は、ERDAS IMAGINE 8.4を用いて行いました。


矢印のルートによる、フライトシミュレーション画像(アニメーション)をダウンロードできます。

このアニメーション画像は、航空写真、PDM(パスコ・デジタルマップ)、国土地理院発行の数値地図50mメッシュを用いて3次元可視化したものです。(ERDAS IMAGINE VirtualGIS 8.4使用)

ダウンロード(avi形式: 2.22MB)


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A

撮影写真

2000年3月31日15:00ごろ撮影。北西方向から西山山麓を望む。西山の北西斜面から噴煙が立ち上がってる。西からの風により火山灰が東方向に流れている。国道230号線沿い洞爺湖温泉に向かって火山灰が降っている様子がわかる。

撮影写真

2000年4月3日9:55~11:20の間に撮影。西山の北西斜面にできた火口を撮影。火口の1つから白い噴気が立ち上がっている。火口からの噴出物により国道230号線が分断されている。画面中央手前には地面に亀裂が走っているのがわかる。

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B

撮影写真

2000年3月31日15:00ごろ撮影。北方向から有珠山山頂方向を望む。右手前の高まりは金比羅山(こんぴらやま)で、画面手前が洞爺湖温泉街である。

撮影写真

2000年4月3日9:55~11:20の間に撮影。北方向から有珠山山頂方向を望む(上記のカットとほぼ同じ方向)。金比羅山北側山腹(画面では手前方向)に窪地が現れる。

撮影写真

2000年4月3日9:55~11:20の間に撮影。金比羅山北側山腹から白い噴気が見られる。このほとんどは水蒸気であると考えられる。

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C

撮影写真

2000年3月31日10:26~10:50の間に撮影。南方向から有珠山山頂を望む。外輪山の中には大有珠と小有珠そして有珠新山が見られる。小有珠と大有珠との間で白い噴気が見られる。

撮影写真

2000年4月3日9:55~11:20の間に撮影。南方向から有珠山山頂を望む。小有珠と大有珠との間とともに銀沼火口からも白い噴気が見られる。

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D

撮影写真

平成12年4月3日9:55~11:20撮影。西山山麓の噴気口北側の状況。噴気口から噴出した火山灰が国道上に厚く堆積している。噴気口の北側には、北西~南東方向の断層が見られる。

撮影写真

平成12年4月3日9:55~11:20撮影。金比羅山山腹から洞爺湖温泉街の状況。市街地一帯に火山灰が堆積しているのがわかる。金比羅山山腹からは噴気が立ち上がっている。

撮影写真

平成12年4月3日9:55~11:20撮影。西山から噴出した火山灰は、噴火口から東の方向に広がるように分布している(画面の灰色の範囲)。西山山腹からは噴気が見られる。西山山麓の谷筋には泥流が見られ、南西方向に流れ下っている。

撮影写真

平成12年4月3日9:55~11:20撮影。西山および金比羅山から噴出した火山灰は、噴火口から東の方向に広がるように分布している(画面の灰色の範囲)。金比羅山および西山の山腹からは噴気が見られる。


< 撮影 : 株式会社パスコ >
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