マルチステークホルダー方針

2023年3月23日策定

当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの対話と価値創造が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値創造や生産性向上によって生み出された成果や収益については、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、経済の持続的な発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。

1.従業員への還元

当社は、企業の持続的な成長に向けた利益体質への変革を目指し、新たな空間情報の活用を見据えた将来への投資を方針として掲げ、人材投資、社内環境整備を積極的に進めます。

人材投資は、技術の革新と継承に向けた取り組みの一つとして、イノベーションを創出し、グローバルに活躍することができる未来を担う多様な人材の育成を図り、生産性向上と付加価値の最大化を図ります。更に、新人事制度において、①人を的確にみる評価、②人を育てる評価、③しなやかマインドを助長する評価の3点を軸とした人事評価を進め、能力や実績を重視した人材登用と、適切な方法による賃金の引上げを行います。

社内環境整備は、専門性や地域性に応じた多様な働き方の実現に向けて、テレワーク制度の創設をはじめ、様々な社内環境の整備に努めます。

以上により、サステナビリティについての取り組みと人的資本への投資を通じて、従業員への持続的な還元を目指します。

具体的には、賃金の引上げについて、新人事制度に基づく昇格・昇給に取り組むとともに、人材投資について、PASCO大学・AI教育・GIS教育・知財研修等の各種教育研修の実施、博士・測量士・技術士・空間情報総括監理技術者・情報処理技術者試験等の資格取得支援、国内外大学等への留学、産官学間における人事交流に取り組んでまいります。

2.取引先への配慮

当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。

3.その他のステークホルダーに関する取組

当社は、法令遵守、社会倫理を尊重し、公正な商取引により、空間情報サービスの提供を行い、その他のステークホルダーとの良好な関係を維持するための様々な取組を進めてまいります。

これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。

以上

令和5年3月23日
(令和5年6月23日 代表者変更)

株式会社パスコ 代表取締役社長 高橋 識光