マルチステークホルダー方針

当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。

1.従業員への還元

当社は、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。

その上で、新人事制度において、①人を的確にみる評価、②人を育てる評価、③しなやかマインドを助長する評価の3点を軸とした人事評価を進め、能力や実績を重視した人材登用と、適切な方法による賃金の引上げを行います。それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。

具体的には、賃金の引上げについて、新人事制度に基づく昇格・昇給に取り組むとともに、教育訓練等についいて、PASCO大学・AI教育・GIS教育・知財研修等の各種教育研修の実施、博士・測量士・技術士・空間情報総括監理技術者・情報処理技術者試験等の資格取得支援、国内外大学等への留学、産官学間における人事交流に取り組んでまいります。

2.取引先への配慮

当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。

パスコグループお取引先CSR推進ガイドライン

パスコでは、高品質なサービス・商品を提供し、社会からの信用を得るためには、サプライヤーや事業パートナーの皆様の協力が不可欠であると考えています。
パスコが社会的責任を果たし、持続的に成長するには、パスコのみならずサプライヤーや事業パートナーも含めたサプライチェーン全体で、組織統治、公正な事業慣行、人権・労働慣行、消費者課題、環境などのCSR※課題の解決に取り組む必要があると考えています。
この度、「パスコグループお取引先CSR推進ガイドライン」を制定しています。本ガイドラインには、パスコのCSRについての方針や考えをまとめています。パスコは、サプライヤーや事業パートナーの皆様とともにCSRを推進してまいります。
※ CSR(Corporate Social Responsibility)・・・企業の社会的責任

3.その他のステークホルダーに関する取組

当社は、法令遵守、社会倫理を尊重し、公正な商取引により、空間情報サービスの提供を行い、その他のステークホルダーとの良好な関係を維持するための様々な取組を進めてまいります。

これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。

以上

2024年5月1日

株式会社パスコ 代表取締役社長 高橋 識光