コーポレート・
サステナビリティ(企業活動の持続可能性)

サステナビリティ基本方針について

サステナビリティ基本方針

パスコの経営理念は、①空間情報事業を通じて、安心で豊かな社会システムの構築に貢献する②社会的に公正であることを判断基準として、法令遵守、社会倫理を尊重し、常に正しさを追求する③お客様の信頼を誇りに、最高レベルの空間情報を提供すると定めています。
これは、パスコは空間情報事業を通じて、自然環境や社会と共存し、持続可能な社会の一員としてステークホルダーに配慮しながら、事業活動を持続的に発展させていくことを示すものです。

パスコグループは、事業活動の持続可能性(サステナビリティ)を維持・発展させるために、企業の社会的責任(CSR)を包含したEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)への取組みを推進しています。そして、これらの活動によって国際的な持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを目指します。

パスコグループは、人々の安心と豊かな暮らしを支えるため、事業活動において、①気候変動などの地球環境問題への配慮②人権の尊重③従業員の健康・労働環境への配慮や公正・適切な処遇④取引先との公正・適正な取引に取組みます。

サステナビリティレポート

パスコグループのサステナブル(持続可能)な社会の実現に向けたビジョンや取り組みをまとめた「パスコグループ サステナビリティレポート2023」をご覧いただけます。

サステナビリティレポート2023

[収録概要]

  • パスコについて
  • 中期経営計画
  • サステナビリティ戦略
  • 重要課題(マテリアリティ)

など
閲覧用PDF(5.73MB)印刷用PDF(5.79MB)
指標・データ(312KB)

サステナビリティレポート2023

重要課題(マテリアリティ)

パスコは、2023年3月に、サステナビリティの取り組みを具体化するため重要課題(マテリアリティ)の特定をいたしました。
重要課題の特定プロセスにおいては、当社の事業特性等を考慮して持続可能な企業成長に向けて優先的に取り組む経営上の課題の整理・抽出を行い、以下のの6カテゴリ24項目を重要課題といたしました。

①お客様視点のサービス②先端技術の活用とパートナーシップ③社員の自己実現とダイバーシティ④人権尊重と誠実な企業活動⑤脱炭素・循環型社会⑥地域コミュニティとの共生

重要課題(マテリアリティ)

今後、それぞれの重要課題に対して指標を設定し、サステナビリティ推進委員会においてその達成状況を定期的に確認してまいります。

  1. 重要課題(マテリアリティ)特定の目的
    パスコは2022年6月に定めたサステナビリティ基本方針において、空間情報事業を通じて、自然環境や社会と共存し、持続可能な社会の一員としてステークホルダーに配慮しながら、事業活動を持続的に発展させていくことを掲げており、この取組みを具体化するため重要課題(マテリアリティ)の特定を行いました。
  2. 特定プロセス
    2022年6月に設置したサステナビリティ推進委員会において、セコムグループの一員としてセコム株式会社の「サステナビリティ重要課題」を踏まえつつ、パスコの事業特性等を考慮して持続可能な企業成⻑に向けて優先的に取組む経営上の課題の整理・抽出を行い、重要課題(マテリアリティ)として特定しました。
  3. 重要課題(マテリアリティ)
    上記の通り重要課題(マテリアリティ)を特定しました。

Environment(環境保全)

パスコの事業活動に伴う環境負荷を軽減するとともに、最先端の技術と実績に基づいた空間情報サービスを社会に提供することで、地球環境の負荷低減・保全に貢献します。
パスコは、セコムグループの一員として、セコムが策定する「環境基本理念」「環境基本方針」を環境保全活動の羅針盤とし、事業による環境貢献、事業運営における環境保全活動、法令等遵守、環境マネジメントシステムの継続的改善、社員のモチベーション向上、社会とのコミュニケーションに努めてまいります。
また、ISO(国際標準化機構)が定める環境管理の国際規格である環境マネジメントシステム(ISO14001)を2003年2月に取得し、計画(Plan)、実施および運用(Do)、評価(Check)、改善(Act)のPDCAサイクルを継続的に展開し、環境負荷の低減を図っています。

Social(社会貢献)

パスコは、空間情報事業者としての専門知識を活かして、災害時の迅速な状況把握、復旧・復興に貢献するとともに、強靱な国土の形成・維持を支援します。また、従業員の社会貢献活動を奨励しています。

災害緊急撮影

パスコでは、災害の規模、発生地域、被災地の天候状況などを考慮し、人工衛星、航空機、ドローン、専用計測車両、船舶など多彩なプラットフォームから最適な手法を使って、迅速な状況把握に努めています。
パスコはこうして取得した情報から被災箇所の抽出を行い、その結果を、地方自治体や各省庁など関係各機関に提供し、二次災害の予防と迅速な復旧活動計画の策定などを支援しています。
2018年・2021年には災害廃棄物処理に関する貢献から環境大臣表彰を受けるなど、社会貢献の一翼を担っています。

認証取得マーク[レジリエンス認証]

レジリエンス認証

認証取得マーク[レジリエンス認証]

パスコは、国土強靱化の趣旨に賛同し、 2016年には、事業継続に関する取り組みを積極的に行っている事業者を「国土強靱化貢献団体」として認証する「レジリエンス認証(国土強靱化貢献団体認証)」を取得しています。

Governance(企業統治)

パスコは、法令遵守、社会倫理を尊重し、公正な商取引により、空間情報サービスの提供を行い、ステークホルダーとの良好な関係を維持します。
パスコでは、経営理念の実践こそが「社会に信頼される企業であり続ける」ための基本と考え、事業を通じて持続的な成長と企業価値の向上に努めるとともに、コーポレートガバナンスを経営上の最重要課題として位置づけています。

SDGs(持続可能な開発目標)

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略称です。
2015年9月に開かれた「国連持続可能な開発サミット」において、国連加盟国によって採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 貧困に終止符を打ち、地球を保護し、全ての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指し、17の目標と169のターゲットで構成されています。 地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。

SDGs(持続可能な開発目標)

パスコは、国連が提唱する「持続可能な開発目標」に賛同し、持続可能な社会の実現に向けて事業を展開していくことが重要であると考えています。そして、SDGsの目標の中から取り組むべき重要課題を抽出し、事業の方向性を定め、持続可能な社会の実現に向けた事業活動を推進していきます。
パスコでは、事業活動を通して貢献する目標(下図)に加え、社会貢献活動・働き方改革においても、人材育成、女性活躍、コーポレートガバナンスなどSDGsが定める目標と整合した活動の推進を図ります。

防災・減災

防災・減災

河川、ハザードマップ、砂防、災害リスク情報、被災時の状況把握

気候変動に伴う気象災害の激甚化や地震・火山の噴火など、災害に対する国土の潜在的リスクへの対応は自然災害が多い日本の課題です。
パスコは、国民の生活と財産を守り、経済活動を停滞させないために空間情報技術を駆使し防災・減災と緊急時の対応を支援しています。

国土管理

国土管理

デジタルガバメント、固定資産、文化財、まちづくり、区画整理、農業

私たちが生活する社会は、国や地方公共団体が行う行政業務によって支えられています。
パスコは、固定資産管理や区画整理などの行政業務の効率化を支援するとともに、デジタル活用の推進によって次の時代の新たな社会基盤の構築に努め、安心・安全で豊かな社会の実現を支援しています。

インフラ管理

インフラ管理

道路、上下水道、橋梁、トンネル、港湾・海岸、鉄道

道路・トンネル・橋梁・港湾・上下水道など高度経済成長期に建設された公共インフラの急速な老朽化への対応が求められています。
パスコは、多角的な調査・評価とデータの蓄積にもとづく、中長期的な維持管理の戦略的な取り組みを支援しています。

環境保全

環境保全

環境アセスメント、水と空気、海洋調査、森林保全と活用

私たちが暮らす地球は、活発な経済活動により豊かさを増している反面、さまざまな環境問題を抱えています。
パスコは、自然と共生する未来社会の構築に向け、空間情報技術を活かした測量・計測・調査・分析力とコンサルティング力の提供により地球環境の保全を支援しています。

分析・効率化

分析・効率化

物流、市場分析、営業支援・顧客管理、i-Construction

労働人口の減少や高齢化、市場環境や社会様式に伴い、企業ではICTを活用した生産性向上に取り組んでいます。
パスコは、空間情報技術とICTを融合し、企業の業務効率化を支援しています。

海外展開

海外展開

国土空間データ基盤、道路アセットマネジメント、環境保全、災害対策

気候変動に伴う自然災害の激甚化や地震・火山活動などへの対策は日本に留まらず、世界各国の喫緊の課題です。
パスコは、世界中の人々の生活と財産を守り、各国経済の発展のために、日本で培った空間情報技術で支援しています。