事業国土管理
砂防基礎調査2巡目
机上調査支援サービス
「土砂災害警戒区域等における土砂災害対策の推進に関する法律」に基づく2 巡目の調査が全国ではじまっています。2巡目調査においては、はじめに机上調査を行い 、地形の改変や対策工事の実施等といった経年変化をスクリーニングし 、 区域の見直しや新規に区域設定が必要な箇所の 抽出を確実に実施する必要があります。 パスコは、最新の光学衛星画像とAI 解析により、区域の見直しや新規に区域設定が必要な箇所の抽出を確実に効率的に実施します 。
衛星画像から地形の改変箇所や地すべりを検出
最新の光学衛星画像とAI解析により、土砂災害(特別)警戒区域の見直しや新規に区域設定が必要な箇所の抽出を効率的に実施します。新規抽出が特に困難な「地すべり」について合成開口レーダー(以下、SAR)衛星画像による解析・抽出も効率的に実施が可能です。
- 最新の衛星画像を利用(1.5m解像度光学衛星など)
- NDVI(正規化植生指数、植生域の抽出に利用)やGSI(粒度指数、裸地の抽出に利用)などの指数を利用した機械的な画像解析により、地形の改変箇所を安価に把握可能です。
- AI解析も併用し、より安価かつ網羅的な解析を実施します。
- 複数時期のSAR衛星画像から過去の地盤変動状況を把握可能です。
- 地すべりの予兆的な地盤変動箇所を抽出可能です。
「砂防基礎調査(2巡目以降)の机上調査支援サービス」の特長

地形変化の例:1年で枠内に道路が新設されている
山間部など航空写真が無い地域は衛星画像で
- パスコが販売しているPASCO Satellite Image(2015年以降日本全国を毎年更新中。以下PSI)やPASCO Satellite Ortho(2006~2011年の間に撮影された日本全国のオルソ画像。以下PSO)のご利用も可能です
- PASCO Satellite ImageやPASCO Satellite Orthoのデータを納品しない場合は、通常のアーカイブ調達よりも安価に提供可能です
一定品質の衛星画像で解析
インターネットの地図サービスが提供する航空写真や衛星画像では、山間部の観測時期が古い場合があります。また同一県内、同一事務所管内においても、観測時期や画像種類が異なる場合もあります。 パスコが取り扱う1.5m解像度の光学衛星「SPOT」の場合、毎年、日本全国を撮影しているため、同一の解像度で同一年もしくは同一年度単位の衛星画像が提供できます。
時間分解能の向上
現在運用中のALOS-2(SAR衛星)1年の間に同一箇所を数回観測中です。なお、今後打上げが予定されている後継のALOS-4は、1年の間に、同一箇所を20回程度観測できる予定となっており、より高頻度の地すべり観測が可能になります。
コンサルティング業務に衛星を活用

私たちは、衛星技術を最大限活用して社会インフラが抱える複雑な課題に立ち向かいます。
人口減少、インフラの老朽化、地域のメンテナンスに携わる体制の不足など、地域ごとに異なるリスクに対し、専門コンサルタントが的確に診断し、「計画策定」「点検・調査」「台帳整備」「システム構築」を一貫して行い、あらゆるフェーズに対応した“パスコならではのトータルソリューション”で貢献します。

