測量・計測技術車両
Real(リアル)
道路現況計測システム
パスコは自社開発の道路現況計測システム(Real:リアル)を活用し、道路の維持管理に必要な各種デジタル情報を短期間で高精度・高品質に取得します。舗装の損傷状況や道路施設の位置や形状、道路・沿道環境状況などのデータ取得、地理情報と道路映像を融合した道路マネジメントサービスの構築など、道路の維持管理に関するさまざまな業務を支援しています。
パスコの路面性状調査技術が選ばれる理由
パスコの路面性状調査業務は1970年代から自社開発の計測車両を用いて、お客様のご要望に応じた調査を行っています。1975年にはアメリカにおいて路面性状測定方法と路面連続記録装置の特許を取得し、1980年代にはアメリカ国内の路面性状調査プロジェクトに携わるなど歴史は長く、現在に至るまで技術開発を継続し、計測手法ならびに道路管理業務の効率化と高度化を進めています。近年ではベトナムにおける道路維持管理の業務も支援しています。
高精度な路面性状計測
- 画像と3次元データで路面性状を立体的に把握可能
- 最適なセンサー技術を用いることにより、昼夜間を問わず路面状態の計測が可能
- 撮影ピッチは1mm間隔まで設定可能。任意の区間・断面でわだち掘れ、平たん性の状況を把握することが可能
ワイド映像撮影
- 標識の文字情報、路面のひび割れ状況を明確に把握可能
- 多車線道路やビルの4階相当の高さまで、広範囲な道路沿道状況の確認が可能
特長
舗装の評価機能
専用の測定車を使用することで、路面性状を走行しながら連続的かつ効率的に記録し、測定データに基づいた舗装の評価が行えます。
ラインセンサーカメラとレーザスキャナのセンシング技術で
舗装の健全度を客観的かつ定量的に調査します
- 路面画像や道路縦横断形状および道路現況映像を、高精細なデジタルカメラや高精度センサで、昼夜を問わず連続的に測定します。
- 舗装の損傷や位置情報および道路映像が融合した道路マネジメントサービスを提供し、道路維持管理の高度化・効率化を推進します。
システムの概要と構成
- 位置、路面性状、道路施設および道路映像など多様な情報を、一元的に効率よくモニタリングできます。
- 路面損傷、地理情報および道路映像と他の道路系システムを連動させ、映像GISを用いたデータベースを構築できます。
1.道路映像
高解像度可視画像デジタルカメラで道路前方画像を取得します。
2.位置情報
距離計とGPS/IMUで、距離、緯度・経度の高精度な位置情報を取得します。
3.ひび割れ
高精細なラインセンサカメラとLED照明で、昼夜を問わず高画質な路面画像を取得します。
4.わだち掘れ
レーザースキャナーで高密度な路面の横断形状を取得します。
5.平たん性
3台のレーザー変位計で高分解能な縦断方向の凹凸を取得します
6.保安整備
黄色回転灯の点滅、「作業中」の表示で安全な作業を促進します。
データ活用
- 専用の解析ソフトにより、測定データと距離情報を一元管理することで、効率良く解析します。
- 路面性状データと道路管理データを取りまとめた表や、地図上に損傷度合いを表現した図を作成します。
- 机上で損傷現況を確認し、補修計画の検討立案に役立てることができます。