ソフトウェア・アプリケーションERDAS IMAGINE(アーダス・イマジン)
ERDAS IMAGINE
アドオンモジュール
「ERDAS IMAGINE(アーダスイマジン)」では、18種類の専門的な処理に対して、その機能に特化したアドオンモジュールを用意しています。また、人気の高いオプションモジュールをパッケージ化し、Expansion Packとして提供しています。
Expansion Pack
人気の高いオプションモジュールをパッケージ化し、Expansion Packとして提供しています。本モジュールには以下の7種類の機能が含まれます。コアモジュールの「ERDAS IMAGINE Advantage(アーダスイマジン・アドバンテージ)」以上で追加可能なオプションモジュールです。
画像の幾何補正と位置合わせ
(旧IMAGINE AutoSync)
- オーバーラップ部分をもつ幾何補正された画像同士の位置あわせを半自動的に行う機能
- オーバーラップ部分に幾何補正モデルを構築し、自動的にGCPを生成することにより、位置あわせが可能
- 重要な前処理ツール
3D可視化(旧IMAGINE VirtualGIS)
- 画像やベクターデータなどの様々なGISデータを、現実の3次元の世界により近い形で表現
- 画像の高速、高精度な3Dレンダリング
- 飛行経路の作成
- アニメーションの作成
- 雲・霧・太陽など各種視覚効果
- 可視領域解析
2時期画像からの変化抽出(旧IMAGINE DeltaCue)
- 変化を抽出するためのアドオンモジュール
- 都市における建物、道路等の変化抽出
- 災害発生箇所の抽出、森林伐採の抽出
NITF2.0,NITF2.1,NSIF1.0ファイルの入出力(旧NITF for IMAGINE)
- 米国情報機関、ISO/ANSI、NATOのデジタル画像の規格に関するデータ形式「NITF」バージョン2.1をインポート・エクスポートするためのアドオンモジュール
- JITC(NITF2.1の最高水準をレベル7に認定)と、NATOのMIL STD2500B/STANAG4545によって認定されたファイルの作成が可能
- 画像ファイル最大10GB、ファイルサイズ最大1TBまで対応
ステレオ実体視下での3次元フィーチャー作成(Stereo Analyst for IMAGINE)
- ステレオ実体視環境で3Dフィーチャーを作成
- 「IMAGINE Photogrammetry(イマジン・フォトグラメトリ)」で作成した空三モデル(ブロックファイル)を読み込んでステレオ実体視を行いながら、3次元計測ならびに3次元ベクターデータを手動で取得
- 3Dモデルの作成
- 3Dモデルへのテクスチャーの貼り付け
- 3D Shape fileからKMLファイルへの変換
- 単独でコアモジュールのERDAS IMAGINE Essentials以上で動作させることも可能
SARステレオペア画像からのDEM作成(旧IMAGINE StereoSAR DEM)
RADARSAT-1,2画像のステレオマッチングによりDEMを抽出
SAR画像の精確なオルソ幾何補正(旧IMAGINE OrthoRadar)
SAR(合成開口レーダ) 画像の精確なオルソ幾何補正およびジオコード処理
写真測量
コアモジュールのAdvantage以上で追加可能なオプションモジュールです。
Photogrammetry for IMAGINE
「IMAGINE Photogrammetry(イマジン・フォトグラメトリ)」と同等の写真測量機能を IMAGINE に追加
- 写真測量プロジェクトの設定・管理、三角測量、オルソ幾何補正
- 航空写真、衛星画像、デジタルカメラ、ビデオカメラなど多数のデータに対応
- 自動内部標定、手動・自動ポイント計測(ステレオ表示対応)
データ変換機能
コアモジュールの「ERDAS IMAGINE Essentials(アーダスイマジン・エッセンシャル)」以上で追加可能なオプションモジュールです。
IMAGINE MrSID Encoders
- ERDASでサポートするラスター形式のデータをエンコードするアドオンモジュール
- 「ERDAS IMAGINE Essentials(アーダスイマジン・エッセンシャル)」ではMrSID形式のデータ読込と、約50MBまでのデータのエンコードが可能
- Desktop Encoderでは約500MBまでのデータをエンコード可能
- Workstation Encoderでは無制限にデータをエンコード可能
大気補正
コアモジュールの「ERDAS IMAGINE Advantage(アーダスイマジン・アドバンテージ)」以上で追加可能なオプションモジュールです。
ATCOR Workflow for IMAGINE
- ヘイズ除去と地表物の反射特定を持つ画像を作成
- ATCOR2(平坦地を対象)とATCOR3(山岳地を対象)を統合したモジュール
- ウィザードにより反射スペクトルの計測、ユーザー定義の反射スペクトルライブラリーの作成
- 様々な大気モデル(郊外、都市、海上、砂漠)の指定が可能
- センサー固有のキャリブレーションファイルを使用した反射率への補正
- オプションとして、SAVI、LAI、FPAR、Ground Albedoなど付加価値製品の作成
- BRDF(双方向反射率分布関数)の補正が可能
- DLR( ドイツ航空宇宙センター)で開発されたアルゴリズムを採用した独国GEOSYSTEMS GmbH社の製品
- Spatial ModelerのATCOR Workflow演算子を用いて処理が可能(Spatial Modelerは、ERDAS IMAGINE Professionalのライセンスが必要です)
フィーチャー抽出
「IMAGINE Objective(イマジン・オブジェクティブ)」はコアモジュールの「ERDAS IMAGINE Advantage(アーダスイマジン・アドバンテージ)」以上、「Stereo Analyst for ERDAS IMAGINE」は「ERDAS IMAGINE Essentials(アーダスイマジン・エッセンシャル)」以上、「IMAGINE SAR Feature」は「ERDAS IMAGINE Advantage(アーダスイマジン・アドバンテージ)」以上で追加可能なオプションモジュールです。
IMAGINE Objective
- 画像からフィーチャーを自動抽出・ベクター化するためのアドオンモジュール
- 多様なフィーチャーの自動抽出・ベクター化が可能
- 画像から…
- 道路を抽出しベクター化
- 建物を抽出しベクター化
- 樹木を抽出しベクター化
Stereo Analyst for ERDAS IMAGINE
- ステレオ実体視環境で3Dフィーチャーを作成
- 「IMAGINE Photogrammetry(イマジン・フォトグラメトリ)」で作成した空三モデル(ブロックファイル)を読み込んでステレオ実体視を行いながら、3次元計測ならびに3次元ベクターデータを手動で取得
- 3D実体視を行いながら、ポイント、ライン、ポリゴン等のフィーチャーを3次元的にデジタイズ
- 3Dモデルの作成
- 3Dモデルへのテクスチャーの貼り付け
- 3D Shape fileからKMLファイルへの変換
IMAGINE SAR Feature
- リアルタイム環境でレーダー画像の処理と表示を最適化する対話型運用ワークステーション
- SAR衛星画像の解析機能として下記を提供
- スペックルノイズ抑制
- 画像アニーリング
- ターゲット検出
- 変化抽出
- フィーチャ抽出
UAV
コアモジュールのEssentials以上で追加可能なオプションモジュールです。
IMAGINE UAV
- UAVデータを自動的に処理するよう、設計された新しいプラグインモジュール
- 高品質の付加価値製品(オルソモザイク、点群データ、DSM)を高速で出力することが可能
- Spatial Modelerからも使用でき、UAV処理後に様々な解析を組み合わせて自動的に処理することが可能(コアモジュールのProfessionalが必要)
レーダ画像処理
コアモジュールの「ERDAS IMAGINE Advantage(アーダスイマジン・アドバンテージ)」以上で追加可能なオプションモジュールです。
IMAGINE SAR Interferometry
- SARインターフェロメトリー(干渉SAR)のためのアドオンモジュール
- 使い易さ、安定した動作、技術的に洗練された機能の提供のために、DLR(ドイツ航空宇宙センター)が共同で開発
- CCD解析機能
- Coherence Change Detection
- コヒーレンスにより微小な変化を抽出
- InSAR解析機能
- Interferometric SAR
- 位相情報を利用し、2枚のSAR画像の干渉により、高精度のDEMを生成
- D-InSAR機能
- Differential Interferometric SAR
- 2枚のSAR画像の差分干渉により、微小な変動量を把握
地形データ編集
コアモジュールの「ERDAS IMAGINE Essentials(アーダスイマジン・エッセンシャル)」以上で追加可能なオプションモジュールです。
IMAGINE Terrain Editor
- ステレオ画像を背景に表示しながら、ポイント、TIN、ラスター形式の地形データを編集
- 地形の高さにカーソルの高さを自動的に合わせる地形追跡モード
分散処理による処理の高速化
コアモジュールの「ERDAS IMAGINE Essentials(アーダスイマジン・エッセンシャル)」以上で追加可能なオプションモジュールです。「ERDAS IMAGINE Advantage(アーダスイマジン・アドバンテージ)」以上または「IMAGINE Photogrammetry(イマジン・フォトグラメトリ)」は、1ライセンスにつき4個の同時処理が可能であり、ERDAS Engineはこの同時処理可能数を更に4つ追加することになります。
ERDAS Engine
- バッチ処理の並列処理により、処理時間の短縮を実現
- 専用のソフトウェアを用いて複数台のマシンに対して分散処理ネットワークを構築することも可能