ダム・港湾管理業務支援

パスコでは、最新のデジタル計測機材と高度な計測技術を駆使し、堤体の変動やダム湖・港湾の測深(堆砂測量)など、ダムや港湾施設の維持管理に必要な精度の高い計測・調査を支援しています。

湖底・海底の砂の量を知りたい(堆砂測量)

堆砂測量とは水底に堆積する砂や泥などの量を測定する作業で、ダムや港湾では定期的に実施されています。
タムにおいては上流から流れてくる砂や泥がダム貯水池の湖底に堆積することで貯水機能の低下を招き、港湾においては、潮流によって運ばれ海底に堆積する砂や泥などが、船舶の航行や接岸に影響をおよぼします。
このようにダムや港湾の機能低下の要因となる、砂や泥を定期的に把握し、機能回復のための浚渫(しゅんせつ)を効率良く実施するために、パスコでは船舶による音波測深(ナローマルチビーム測深システム)などの方法で堆砂量を測定し、ダムや港湾の機能維持を空間情報で支援しています。

幅広い領域に対応

ダムや港湾では水深の維持が機能維持に欠かせない項目の一つです。パスコでは計測の目的に応じて2種類のナローマルチビーム測深機を駆使し、海洋、港湾、海岸、河川・ダム貯水池など、さまざまな領域における3次元の水底地形測量を実施します。(推進400mまで)

他のレーザデータとの融合

パスコでは船舶による計測の他に、航空レーザ測深機(ALB)を活用した3次元計測も実施しています。この計測手法を用いることで、従来の測量方法では難しかった陸上部と水面下が一体となった3次元デジタル地形データを取得できます。また、船舶が近寄れない沿岸部や水深の浅い場所などの計測が行えます。

ダム堤体の微小な変動を知りたい(変動量測定)

ダムを安全に運用するためには、気温や貯水位等の影響などで変動する堤体の状態を、常に把握するための観測・調査が必要です。地震国である我が国においては、安全監視のための変動量調査はダムがある限り半永久的に続くといっても過言ではありません。パスコではレーザトラッカーや高精度トータルステーション等による精密測量、地上設置型合成開口レーダ(SAR)による変位計測など、さまざまな手法で僅かな変化も見逃さず堤体の変動を計測します。

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