地上レーザスキャナを用いた3次元測量・計測

地上型3次元レーザスキャナを使用し、構造物や地形などの高精度な3次元データを取得。計測対象物に立ち入らずに離れた場所からの計測が可能なため、遺跡や遺構、社寺仏閣・仏像や石垣など文化財調査のほか、土木工事現場の3次元計測などで活用されています。

地上レーザ計測とは

パルス式レーザを使用した地上型3次元レーザスキャナを使用し、構造物や地形などの計測対象物の形状を3次元座標の密集した点群データとして取得します。取得された点群データは、計測対象物の形状測定はもちろん、3次元モデルの作成や2次元平面図・立面図・縦横断図等への加工が可能です。
パスコでは計測対象物の状況と、計測目的に応じて各種計測機器から最適な測量機材を選定し、現地に適した計測手法を検討・ご提案することで効率的で適切な計測(データ取得)を実施しています。

非接触方式の計測がもたらすメリット

計測対象物に触れずに離れた場所からの計測が可能なため、危険箇所(災害現場など)に立入ることなく安全な場所から効率的に3次元データを取得できます。特に触ることや自由に移動できないものが多い重要文化財などの3次元データ取得においても、計測対象を傷つけることなく測定可能です。

短時間で広範囲の高精細データ取得

毎秒数千点におよぶ高速レーザスキャナにより、短時間で高精細な3次元データの取得が可能です。

取得データの加工

計測した3次元データは、目的に応じて体積計測や自由な位置での縦横断作成、3次元モデリング作成などへの活用が可能です。

機能概要

  • 測定範囲 : 2~350m
  • スキャニング : 縦方向 80°(1~36スキャン/秒)、横方向 340°(1~15°スキャン/秒)
  • 測定レート : 28,000Hz
  • グラフィックフレームレート : 自由に設定可能 約20秒で20万ピクセルの3次元データを収集
  • 測定精度 : 標準±25mm、測定分解能:25mm

地上レーザスキャナ計測の利用例

  • 道路、公園、橋梁、河川、砂防等、トンネルなどの地形測量
  • 自然災害調査(急傾斜地などの危険箇所計測)
  • 建築物や構造物などの計測
  • 航空レーザ測量の補完・精度検証
  • 各種変位計測
  • 3Dコンテンツ制作
  • 遺跡・文化財調査、デジタルアーカイブ

など

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