合成開口レーダー(SAR)衛星画像

パスコは国内外の宇宙機関等が打ち上げ、運用している人工衛星(地球観測衛星)の合成開口レーダー(SAR)画像を多数取り扱っています。分解能(解像度)や価格など、お客様のご利用用途に応じたデータをご提案。リモートセンシング用ソフトウェアのご相談にも応じています。

合成開口レーダー(SAR)衛星の特長

人工衛星は高高度から広範囲に地球を捉え、地球全体を観測することができます(軌道による)。なかでも合成開口レーダー(SAR)衛星は、太陽光を光源として撮影するという通常の撮影原理とは異なり、自ら電波を照射し、その反射情報から地表面を観測します。このため、天候の影響を受けにくく、悪天候時や夜間においても地表面の情報の取得が行えます。
パスコではLバンド、Cバンド、Xバンドと3つのバンドの合成開口レーダー(SAR)画像を取り扱っていますので、お客様のご利用用途に応じた衛星画像をご提案させていただきます。

合成開口レーダー(SAR)衛星画像の利用例

複数時期の合成開口レーダー(SAR)衛星画像を用いた解析により、地表面の様相変化や変動量の把握が行えます。目視では判読できない微細な地盤や構造物の変動・変異を可視化するのに適してします。インフラ施設の老朽化や安全対策等を背景に、合成開口レーダー(SAR)を活用した観測技術に対するニーズは近年高まっています。自然災害発生時には、夜間および悪天候時に撮影が可能という特長を最大限に活用し、斜面崩壊や河道閉塞箇所、浸水域などを抽出し、迅速な災害状況の把握にも利用されています。

パスコが取り扱う合成開口レーダー(SAR)衛星について

パスコはお客様のご利用用途に応じて、最適な画像をご提案しています。

衛星名 ALOS-2/エーロスツー TerraSAR-X/TanDEM-X
テラサーエックス/タンデムエックス
RADARSAT-2/レーダーサットツー RADARSAT-1/レーダーサットワン
運用者 JAXA(宇宙航空研究開発機構) DLR(Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt) MDA (MDA Geospatial Services INC. ) MDA (MDA Geospatial Services INC. )
撮影期間 2014年5月~ 2007年6月~ 2007年12月~ 1995年11月~2013年3月
衛星軌道 太陽同期準回帰軌道 太陽同期ドーンダスク軌道 太陽同期極軌道 太陽同期
衛星高度 628km 514 km 798 km 798 km
観測幅 (※1) 55km ×70km (高分解能3m) 4km ×3.7km(Staring SpotLight) 18km ×8km(SPOT Light) 50km ×50km(Fine)
回帰日数 14日 11日 24日 24日
直下地上分解能 (※2) 3m (高分解能3m) 0.24m(Staring SpotLight) 1m(SPOT Light) 8m(Fine)
センサー 合成開口レーダー(Lバンド) 合成開口レーダー(Xバンド) 合成開口レーダー(Cバンド) 合成開口レーダー(Cバンド)
1画素当たりの情報量 (※3) 8bit 16bit 16bit 16bit
  1. レンジ×アジマスでの観測幅となります
  2. アジマス方向の分解能かつ最高分解能を達成するモードを記載しています
  3. フォーマットごとに異なりますのでご留意ください

大学・研究機関の皆様へ

上記取り扱い衛星の詳細については、お手数ですが以下の窓口よりお問い合わせ頂けますよう、お願いいたします。

各種衛星に関するお問い合わせはこちらのフォームからお問合せください

ALOS-2のアーカイブ検索は衛星データ利用促進プラットフォームのサイトで検索できます

合成開口レーダー(SAR)衛星画像に関するお問合せはこちら

サービスに関するお問合せ